明日香村で古くから知られる謎の巨石「酒船石」は、奈良県立万葉文化館にほど近い丘にあります。江戸時代から諸説が唱えられてきた遺跡ですが、今も正確な用途はわかりません。そんなミステリアスな遺跡の模様を摺り硝子に描いた文鎮(ペーパーウェイト)は、硝子工房「さんぽ」の作品の中でも大人気です。
明日香村のミステリー「酒船石」がモチーフ

「明日香村の古民家の工房で製作していますから、やはり、明日香らしいものをモチーフにしたいと思いました。はるか昔から、その存在を知られている酒船石の用途は諸説あり、今も解明されていない、というのがミステリアス。描かれた模様もとても興味深く、この謎の遺跡を作品にするなら何がいいだろう、といろいろ考えて、文鎮にしました」(「硝子工房さんぽ」小田珠生さん)


悠久の遺跡をいつも手元に

●硝子工房「さんぽ」酒船石の文鎮(ペーパーウェイト)●
酒船石の文鎮(ペーパーウェイト)(長辺 約8~9㎝ 重さ 約200g)
*炉から巻き取ったガラスに粉状の黒いガラスをまぶして焼き付け、冷却後研磨し、図を描いた後サンドブラスト機で彫刻。滑らかなすりガラス状に仕上げてあります。ひとつひとつ、手づくりのため、個体差がございます。そのことをご理解頂いたうえで、お求めいただければ幸いです。
珈琲「さんぽ」/硝子工房「さんぽ」


硝子工房「さんぽ」は明日香村の人気カフェ 珈琲「さんぽ」に併設されている工房です。祖父母が明日香村に暮らしていたことがあり幼い頃から明日香村に馴染みがあった小田泰幸さんと、妻の珠生さんが2006年に東京から移住し、2009年にオープン。「明日香村の人たちが気軽に立ち寄れる喫茶店」を目指し、古民家をリノベーションした、清潔感あふれるカフェで、硝子作家・珠生さんのさまざまな作品を店頭で買うことができます。
(左:小田泰幸さん 右:小田珠生さん)