『 綿花品種／広陵綿の特徴 』

綿花品種は最高級超繊維綿の「USAシーアイランドコットン」。
長い繊維長、シルクのような光沢とカシミヤのような肌触りが特徴の綿花になります。
世界生産量の ０．０００１％の希少性から幻の綿花とも言われています。
最高峰の靴下を作るにあたり、世界から最高級綿の種子を取り寄せ栽培し、靴下の試作を行った
結果、この「USAシーアイランドコットン」に決定いたしました。
長い繊維長でコシのある特徴から、細くしなやかで強度のある糸を作ることができました。
この糸で編み立てると、しっとり優しい肌触りがあり、光沢も相まって見た目にも高級感のある靴下に
なります。
Tabioではこの綿花の種子を正規に取り寄せ、靴下生産量日本一の「奈良県広陵町」で「広陵綿」と
して名付け栽培しています。
種子は国の検査機関より遺伝子組み換えでないことの証明を頂いています。

『 栽培／収穫 』

広陵町の休耕田（耕作放棄地） 約８ha(テニスコート約300個分)を借り上げ、
『 完全に農薬不使用の有機農法 』で栽培しています。
成熟した良質のコットンボールのみを収穫するために手摘みで行っています。

『 国内工場による紡績 』

国内工場で紡績を行うのは「確かな技術」と「細やかで配慮の行き届いた丁寧な仕事」にあります。
さらに、足を運びやすいことから生産現場とコミュニケーションを取りやすいことも大きな利点です。

長い繊維を切ったり傷つけたりしないように紡績設備の改良を施したり、機械の回転数を
落としてゆっくりと繊維をほぐすなど丁寧な仕事を行うために国内工場で紡績を行っています。
枝葉などの異物除去や規格に合わない短い繊維を取り除くなどを行った後、繊維を一定方向に
揃えてスライバーと呼ばれるロープ状の太さの糸にし、この糸を徐々に細くして巻き上げていきます。
広陵綿は、スライバーの状態からシルクのような光沢を放ち、カシミヤのような肌触りをしています。

『 広陵綿　６ × ２リブ靴下 』

ドレスにもカジュアルにも合わせやすい リブ目が６ × 2列の靴下（ 全４カラー ）。
Tabio史上最高峰を目指したこの靴下は、Tabioのものづくりの基準である
「見た目が美しく／足に優しい」を最高レベルで達成するために、綿花栽培から
紡績、編立と全工程を国内で生産した靴下です。
　※本セットは、ブラック 3足のセットとなります。

『 見た目美しく 』

ベーシックな靴下だからこそ、生地の風合いとリブ目の美しさに差が出るアイテム。
見た目の存在自体が『 上質であり、品格漂う靴下 』を目指しました。
見た目にもはっきりとわかる『 シルクのような上品な光沢 』と『エッジを効かせ美しく整ったリブ目』が
高級感を与え品格漂う上質な靴下であることを意識させます。
このリブ目を作り上げるには高い技術力を必要とし、選び抜かれた職人による丁寧な仕事が
なせる業です。

『 足にやさしい 』

繊維長を活かして紡績した細番手のしなやかな糸が、『しっとりと優しい肌触り』を与えてくれます。
編機は大量生産向きのシングルシリンダー機ではなく、あえてダブルシリンダー機を選定しました。
ダブルシリンダー機は稼働台数も少なく生産効率が悪いうえ、職人に高い技量が必要とされる
ことから敬遠されがちですが、この編機を使用することによって『 伸縮性が良く足に優しくフィット
する靴下 』の生産が可能になります。
表糸に広陵綿をたっぷりと使い、裏糸に伸縮性のあるナイロンを使うことにより、絶妙なバランスに
仕上げています。
まるで履いていることを忘れてしまうかのようです。

『 たっぷりとったゴアライン 』

履き心地に大きく影響するゴアライン部分は生産性を優先せず、しっかりと作り込みました。
また、かかと部分をたっぷりととることでズレ落ちが起こりにくくなり、つま先部分もたっぷりととる
ことで窮屈にならない靴下に仕上げています。

『 縫い合わせ段差の無いハンドリンキング 』

つま先部分の縫い合わせには、職人が一目一目縫い合わせるハンドリンキングを行うことで、
縫い合わせ段差の無い靴下に仕上げています。

このように、原料の綿花栽培から紡績、染色、靴下編立と全ての工程にこだわりと情熱を注いだ
靴下がこの『 広陵綿靴下 』になります。

SDGsという枠組みの下、タビオは持続可能な開発目標を支援しています。

【会社情報】

　社名：　タビオ株式会社
　創業：　1968年 3月
　設立：　1977年 3月
　事業内容： 靴下の企画・製造・卸・小売・フランチャイズ　チェーン（靴下屋）の展開・
　　　　 　　　 直営店（靴下屋・ショセット・Tabio・TabioMEN）の展開
　ビジョン：