味付のり パリッ子 卓上パック 10切 40枚 × 8本 セット 合計 320枚 北畑海苔
海苔はきらめく自然の力がゆっくりと流れる時間の中で海のミネラルをたっぷり吸いこんでいます。 北畑海苔店は長い歳月を経て育んだ価値ある自然の恵みの海苔原料を和歌山市和歌の浦の自社工場で創業以来引き継いでいる伝統の技術で格別の香りと風味に作りあげています。 体にとってもごちそうでありたい、そんな願いを込めて「自然の恵み、届けます。」をキャッチフレーズに品質に「こだわり」と自信をもってお届けします。 当社自慢の味わいをご家庭用にピッタリのパッケージで御提供します。 卓上にも出しやすいパックに詰めて保存に便利。お子様にも人気です。 海苔の品質ランク ★・・・ご家庭用にぴったり。海苔の旨味と程よい歯切れの良さをお楽しみいただけます ※北海道・沖縄・離島地域へのお届け不可となっております。予めご了承ください。 【製造工程】 和歌山市和歌の浦の工場では日本国内の産地から送られた海苔原料を【異物検査⇒味付⇒焼き⇒出汁付け⇒一時乾燥⇒二次乾燥⇒裁断⇒海苔封入⇒梱包】を行っております。 事業者名:北畑海苔 連絡先:073-444-0338 関連キーワード:海苔 魚介類 水産 食品 人気 おすすめ 送料無料
和歌山っ子が、こよなく愛し続けるソウルフード「北畑海苔」

皆さんは「パリっ子」ってご存じですか!?
パリッ、トロトロ
ほんのり磯の香り
絶妙の甘辛さ
日本の定番の朝食といえば、白いご飯、納豆、みそ汁に玉子、そしてやっぱり海苔は必需品!日本人に愛され続ける海苔ですが、今は食卓に当たり前にありすぎて、ちょっと地味な存在。でもかつて海苔は高級品でした。そして、和歌山市は昔、海苔生産が大変盛んで、和歌浦で採れる「和歌海苔」は、県自慢の名産品の一つでした。海苔づくりには、古くて新しい物語があります。その歴史を知ると、改めて海苔が味わい深くなること間違いなし。
今回ご紹介するのは、個人商店としての創業が、大正5年(1916年)という100年以上の歴史を誇る「北畑海苔店」(株式会社設立は昭和40年)。ここは、和歌山で今なお愛され続ける「和歌海苔」の伝統を引き継ぐお店です。そのおいしさの秘訣は?その想いは?
ぜひご紹介したいと思います。
約70年前までは、よくわからなかった海苔のこと

海苔の養殖のはじまりは、約400年前。当初は、木の枝や竹などを海中に入れて、自然に着く海苔を取って食べていました。そこから網を使うようになり、今の形に近い養殖方法に発展していきます。
実は、第二次世界大戦が終わる頃まで、海苔の詳しい一生はよくわかっていませんでした。海苔はどこで生まれ、どのように育って養殖の網に着いてくれるのか。決定的なことがわからないまま、ずっと自然任せの生産が続いていたのです。また、約23度以下の冷たい海水でしか海苔は育ちません。温かくなると消えてなくなってしまいます。
そんな中、1949年にイギリスの海藻学者キャサリン女史が、海苔のライフサイクル、特に最大の謎であった「海苔が夏の間どこにいるのか」を解明しました。海苔の種となる、目に見えないくらい小さな胞子は、カキなど貝殻の中で過ごしていたのです。
海苔の一生が解明され、養殖の近代化が一気に進んでいきます。それまで海苔は希少な高級品でしたが、生産量が増え、庶民の食べ物になっていったのも、この頃からでした。
約100年の歴史を誇る、絶妙の味付け

今回インタビューしたのは、株式会社北畑海苔店・北畑耕作(きたばたこうさく)会長と営業部の辻博行(つじひろゆき)さんです。
「海苔は、海水と淡水が交じる汽水域(きすいいき)でよく育ちます。和歌浦の湾内はその条件にぴったり合ったんです」といいます。北畑海苔店の創業者であり会長の父にあたる北畑長左衛門(ちょうざえもん)さんが、個人商店「北畑海苔店」を設立したのが、前述の通り約100年前。長左衛門秘伝の甘辛く仕上げた濃厚タレをたっぷりしみ込ませ、パリッと焼き上げた絶妙の味付け。その味わいは、やがて和歌山っ子を虜にしていきます。
かつての和歌浦での海苔漁は、11月~3月がシーズン。極寒の中、海女姿の女性たちが仕事に励んでいたそうです。海苔生産の全国的な増量で価格が下がり、残念ながら、和歌浦での海苔生産は終わりを告げます。そのため今は、和歌海苔に近い九州有明産の高級海苔を使用しています。
味比べの結果は!?

北畑海苔店自慢の庶民の味方「味付け海苔・パリっ子」は、その野球少年のデザインと共に、特に和歌山県北部の庶民にとって、時代が変わっても絶大な支持を集め続けています。ちなみに和歌山市の知人数名に聞いてみたところ、「パリっ子」を知らぬ人はいませんでした。
「県外に出た若者が、県外のスーパーマーケットでパリっ子が販売されていないことを知り、地元に帰った時にまとめ買いしていくこともあるんですよ」と北畑さんは話します。地元の人々にとって小さい頃から、いかに馴染みの味であるかがよくわかるエピソードです。
「永く和歌山県民に愛され続けてきた故郷の味を、若い世代にも伝え続けたい」と語る辻さん。和歌山のローカルの魅力をまた一つ教えていただきました。
最後に、一般的な市販の味付け海苔と「パリっ子」の食べ比べをしてみました。見た目の色つやの違いはもちろん、口に入れた時のパリッと感、口溶け、残る旨味、どれをとってもこんなに違うとは…ありがとうパリっ子!
皆さんにも、和歌山が誇る絶品海苔「パリっ子」を、ぜひ味わっていただきたいです。