和歌山県 田辺市 (わかやまけん   たなべし)

奥野誠の和紙スクリーン <水>/ 和歌山県 田辺市 アート 和紙 スクリーン 紙 伝統 タペストリー インテリア 芸術 【oku002】

奥野誠の和紙スクリーンです。 趣のある和紙で味のある山路紙を使用したアート。 窓辺に置くと、やわらかな光を通し、楮の紙の白さや透明感を感じさせます。 作品のテーマは同じですが、全く同じ柄にはなりません。 世界で1つだけのオリジナルの柄になりますので、お写真は参考までにご覧ください。

25,000以上の寄附でもらえる
  • 常温
  • 冷蔵
  • 冷凍
  • 定期便
  • ギフト包装
  • のし
容量
奥野誠の和紙スクリーン <水> サイズ(横約50cm、縦約78cm)

作品

写真
<水>
水面に光が当たっているイメージ

こだわりポイントをご紹介

写真
この作品は、窓や、空間につるして楮の紙の白さや、透明感を楽しんでもらえたらと思っています。
模様は、直線や曲線で即興的に画面を埋めて作ります。
 そこに表出されるイメージが古代の人が描いた絵のようにも見えて、自分の中にも、何万年と言う人類の歴史が流れているのを感じられます。
枝にはそれぞれ特徴があり、その日の気温や湿度、作り手の気持ちなどとともに紙面に反映されます。
作品は龍神村の四季折々の縮図であり、楮の繊維が素晴らしい質感と個性を生み出しています。

山路紙について

写真
和歌山県田辺市龍神村では古くから紙漉きが行われていました。
その紙は「山路紙」と呼ばれ、この地の主要な産物のひとつであり、山村の暮らしと共に、さまざまな用途に使われていました。
戦後間もなくいったん途絶えましたが、1984年より紙を漉き始め、山路紙は復活しました。
以来、草木染、自然染色や新たな技法を加え、製作を続けて今日に至っています。
「山路紙」は地元産の紀州楮を薪で煮熱し、水と太陽で白く晒し、すべての工程を手作業により製作しています。

冬場に楮を収穫し、蒸して紙の原料となる樹皮をむいて乾燥させ、保存します。
使う時は、表面の黒皮を取った後、灰汁で炊きます。
水と太陽にさらして白くなり、柔らかくなった繊維をたたいて細かくし、すき舟(木製の水槽)に入れて簀(す)ですくうと紙になります。

作家紹介

写真
奥野誠 (和紙作家)
当初、大阪で造形作家として活動する傍ら、美術学校の教師を務めていた。
1983年、廃校舎の活用と芸術による村おこしを目的に、龍神村に芸術村構想が持ち上がり、当時の芸術村村長に誘われる。
翌1984年、大阪から和歌山県龍神村へ移り住み、Iターンの先駆けとなる。
移住後すぐ、「山路紙」と呼ばれる和紙作りの文化があった事を知り、和紙作りの復活に取り組む。
試行錯誤の末「山路紙」の復活に成功し、自身の表現を和紙で製作する。
現在では、地元の学校などで紙漉き体験の指導を行っており、一般の方も体験することができる。
2016年度の和歌山県名匠に選ばれる。
2018年には上海のギャラリーでも展示会を行い、海外でも注目されている。

生産者の思い

写真
紙漉きをやっていると、いろいろなことが見えてくる。
資源を巡る環境問題や、自然を破壊することで成り立つ世界経済、そして大陸から伝わった文化の流れなど。
普段は気にならないことも気付かせてくれる紙は、最良の教材といえるかもしれない。
これからの循環型社会や山村の自然・文化、自分自身の価値判断の大切さなども伝えたいと考えている。

掲載内容について、調査日により古い情報の場合もあります。詳細は各自治体のホームページをご覧ください。また、万一、内容についての誤りおよび掲載内容に基づいて損害を被った場合も一切責任を負いかねます。

謝礼品かんたんサーチ

特徴でチョイス

寄附金額でチョイス

お礼の品でチョイス

地域でチョイス

使い道でチョイス