❖こだわる人は知っている「山田みかん」❖

紀州有田地域のなかでも湯浅町山田地区で栽培されているのが、この「山田みかん」。限られた地域の数件の農家だけで作られており、生産から出荷まですべて手作業で行われているので、市場への流通量はそれほど多くありませんが、濃厚な甘味と適度な酸味が特徴の美味しさにこだわる人は知っている地元でも人気のみかんです。

機械ができない品質管理

山田みかんは「より安全でおいしく」お召し上がりいただけるよう、畑の土壌作りから、栽培、収穫、出荷に至るまで生産者自ら作業し品質管理を徹底しています。
みかん作りでとりわけこだわっているのはみかんの味を凝縮し濃厚にすることです。

木の根が余分な水分を吸収しないようマルチシートと呼ばれる白い布を地面に敷き、日光を反射させることで、実の着色を促し果実の味わいが濃厚になります。また収穫は通常よりも10日ほど遅らせ、樹上で完熟状態にします。収穫した完熟のみかんは1つ1つを人の目でチェックし手で選別を行い、丁寧に荷造りをして出荷しています。
時間と労力のかかる作業ですが、安心安全で美味しいみかんを届けるために決して欠かすことのできない作業です。味がのった完熟のみかんをお届けしているので、届いたら早めにお召し上がりいただくのがお勧めです。

40年続く農家たちの絆が生む奇跡

山田出荷組合は44年前に山田みかんを栽培する9軒の農家が集まって組合を結成したことからはじまりました。普段はそれぞれの畑でみかんを栽培していますが、農家同士の交流の場を通して栽培方法などの共有を行いながら、お互いより良いみかん作りのために日々切磋琢磨しています。山田出荷組合を代表するみかんを作るという生産者のプライドが妥協のない「山田みかん」を作り上げています。是非、農家のこだわりをご賞味ください、