昔ながらの丁寧な豆腐づくり

島根県邑南町は、羽須美村、瑞穂町、石見町が合併してできた町です。みずほ食品は、旧瑞穂町で大正時代より豆腐屋を営んでいます。「瑞穂」という地名があらわすように、豊かな水と稲作をはじめ、農業が盛んな地域で、良い食材がすぐに手に入ります。その良い素材にこたえるよう、磨き上げた職人の技術で丁寧に美味しい豆腐をつくります。

現在のご主人は三代目。昔と変わらぬ風味豊かな豆腐を作りながら、イベントや道の駅で人気の焼ドーナツをつくるなど伝統を守りつつ、変化をしながら地元に愛される”まちの豆腐屋さん”を続けています。

”まちの○○屋さん”を未来へ

全国的にインフラが整い、大型店舗が増え、ネットも普及するなど、地方のお店を取り巻く環境は常に変化しています。全国的に町に昔からあった○○屋さんは激減していますが、田舎でも同じように減少しています。昔は、旧瑞穂町内でもたくさんのお豆腐屋さんがありましたが、時代の流れで現在は一店のみとなりました。

「お豆腐が切れたから、○○屋さんで買ってきて～」、「はーい！」、「おー、○○ちゃん、よく来たねー。今日は何がいるのかな？」といった会話から始まる地域のつながり。”まちの○○屋さん”は、良い商品を提供するだけではない、大切な価値をもっています。愛される町には、愛されるヒト、モノ、コトが必要です。これからも地元の愛着につながる大切なまちのお豆腐屋さんとして営業していきます。