純米大吟醸 2本 純米吟醸 1本 1.8L×3本
攻めの姿勢の蔵元が自分たちの手で造りあげる個性的な日本酒の数々。 全国の酒通に知られた「死神」をはじめ、個性派揃いの味わい豊かなお酒は、食事をおいしくいただける名脇役です。 そんな加茂福酒造が造る酒造好適米「山田錦」を使用し、無加圧しぼり区分のみを集めた純米大吟醸酒と島根大学酵母を使用し、酒造好適米「五百万石」を使用した純米吟醸酒のセットです。 ※20歳未満の飲酒は法律で禁止されています。20歳未満の申し受けは致しておりません。 事業者:加茂福酒造

流行とは真逆を行く攻めの酒蔵
”日本一縁起の悪い名前のお酒”を聞けば、おそらく「死神」という答えを聞くことでしょう。
SNSが発達した現代ならインスタ映えしたかもしれませんが、20年前にそんな風変わりな酒を世に出したのが加茂福酒造です。
当時は、淡麗辛口ブームの頃で、「流行の真逆のお酒を造ったら面白いのではないか」と芳醇旨口の純米酒を造り、お酒はおめでたいものというイメージとは真逆の「死神」の名前をつけました。インパクト重視の企画物と思いきや、実は、本気の逸品。その琥珀色の芳醇な純米酒の魅力にファンになる方が続出し、今も人気のお酒です。ぜひ、ハッシュタグなどで検索してみてください。ようやく、時代が追い付いたのかもしれません。
杜氏から蔵元自らが造る酒へ
攻めの姿勢を行う賀茂福酒造は、大正11年、地元の県社、賀茂神社の御神酒酒屋として創業した地元で愛される酒蔵です。
蔵元の吉賀憲一郎さんが攻めの姿勢に変わったきっかけは、酒造りの伝統、杜氏制度を辞めたことでした。その頃、杜氏制度は高齢化や後継者が育たない状況にあり、この制度に頼っていては大変なことになると一大決心をし、平成6年、当時の伝統だった杜氏制度を止め、平成7年から蔵元、年間社員による自分たちで行う酒造りにシフトしました。
当時、酒蔵から杜氏がいなくなることは大変なことでしたが、杜氏なしの酒造りに挑戦し続け、2年目に石見新酒鑑評会で最優秀賞を受賞し、3年目に全国新酒鑑評会で金賞を受賞したことを皮切りに、6年連続金賞を獲得しました。
県外の販路開拓も早くから目をつけ、ただ販売するのではなく、調査し、訪問し、相手を話をして納得したうえで取引を行う”信頼”を大事にした販売を行っています。今でも全国のお客様に毎年のお酒を楽しみに待っていただける関係を構築しています。
お酒が美味しいという品質はもとより、蔵元自らが酒を造るため、様々な酒造りを行っていることが加茂福酒造の魅力の一つ。原料米からこだわった地米地酒の醸造や元禄年間(1688-1704)の酒の復活など、他にはない特色有るお酒を造っています。
少量仕込み手作業のこだわり酒
こだわりの酒に使用する酒米は、「山田錦」と「五百万石」。搾りでは、香りが飛ばないよう槽による搾りを行い、化学繊維ではなく、木綿袋で搾っています。少量仕込み、手作業の酒造りのため大量の生産はできませんが、個性の光る酒が出来上がります。
個性がそれぞれある中で、大切な共通点があります。それは、「お酒は脇役である」ということ。加茂福酒造のお酒は、食事に寄り添い、食事をおいしくするお酒です。

日本の伝統、豊かな地域を未来へ。
弥生時代から続く我が国のお米の文化、古来から続く発酵という自然の力を人類が発展させた我が国の発酵文化、これらが融合してできた結晶の一つが日本酒です。
水どころ、米どころは酒どころ。豊かな水が流れ、美味しいお米がとれるところに美味しいお酒ができあがります。人口わずか1万1千人の小さな町に3つの酒蔵があるということ、それは、酒造りに適した恵まれた環境を守り続け、また、そこで酒を造り続けた先人がいたからこそ。この大切な財産を後世へと伝え続けていけるよう、日々、酒造りをしています。を人類が発展させた我が国の発酵文化、これらが融合してできた結晶の一つが日本酒です。
水どころ、米どころは酒どころ。豊かな水が流れ、美味しいお米がとれるところに美味しいお酒ができあがります。人口わずか1万1千人の小さな町に3つの酒蔵があるということ、それは、酒造りに適した恵まれた環境を守り続け、また、そこで酒を造り続けた先人がいたからこそ。この大切な財産を後世へと伝え続けていけるよう、日々、酒造りをしています。