さくらんぼ界の王様「佐藤錦」

佐藤錦は、大正時代に山形県の佐藤栄助氏がヨーロッパで栽培されている果実が甘味と酸味で非常においしい「ナポレオン」と甘いが保存が難しい「黄玉」を交配して生まれた品種です。20世紀最高の品種と絶賛されるさくらんぼ界の王様です。

赤く色づいた果実は糖度が高く、甘さが濃い美味しいさくらんぼです。甘さの中に程よい酸味があり、その甘味を更に引き立ててくれます。プリプリとした実からはじけるジューシーな食味は、数あるさくらんぼの品種の最高峰です。

佐藤錦から生まれた「紅秀峰」

さくらんぼ界の王様「佐藤錦」と「天香錦」を交配し、佐藤錦と同じく山形県で昭和54年に誕生したのが「紅秀峰」です。

特長は、一言で表現すれば、『大きくて甘い！』。
その大粒のさくらんぼは、果肉が佐藤錦よりもしっかりしており、歯ごたえを楽しむことができます。また、糖度が20度前後あるため、甘いさくらんぼが好きな方におすすめです！

西日本（島根県邑南町）で栽培された珍しいさくらんぼ。

さくらんぼの産地といえば、山形県や東北〜北海道をイメージされると思います。
島根県でも弊社が唯一の「さくらんぼ狩り」ができるさくらんぼ農園です。
これには理由があります。

明治初期にドイツから北海道に伝わったさくらんぼですが、東北や北海道以外ではうまく実がなりませんでした。日本の気候風土にあった品種をアメリカから輸入し、全国で試験栽培をしたものの、霜害、梅雨、台風被害で山形県以外は失敗したといわれています。

さくらんぼ栽培に適した地の利は、これらの被害にあいにくい条件とさくらんぼの樹が育ちやすい条件が必要です。

1.山に囲まれた盆地（台風の被害が少ない）
2.梅雨の降水量が少ない（雨で実が傷つかない）
3.夏が猛暑になる（花芽が充実し、翌年の着果がよくなる）
4.積雪が多い（寒い冬にしっかり休眠することで実ができる）

島根県邑南町は、中国山地に囲まれた盆地にあり、また、気候が東北と同じ日本海側気候で豪雪地帯です。東北と似た気候のため、サクランボが美味しく、たくさんできるのです。

さくらんぼ農園から「朝採れ」、「産地直送」でお届けします。

当園は、島根県で唯一のさくらんぼ園です。園内では、「紅さやか」、「高砂」、「佐藤錦」、「紅秀峰」、「ナポレオン」など様々な品種を栽培しています。今回は、さくらんぼの王様「佐藤錦」と、大粒で甘い「紅秀峰」をセットでお届けいたします。

農園では、温室栽培でなく、土づくりにこだわった自然の露地栽培で樹木に負担をかけずに栽培しています。雨が当たると割れて品質が落ちるため、梅雨の時期には注意を払い、雨除けをしつつ、木が暑さで弱らないよう調整をしながらさくらんぼを大切に育てています。