HIROSHIMAアームチェア(張座)ホワイトオーク・レザー[2976-31#5191]
広島・湯来町の自社工場で生まれ、国内外の上質な空間で選ばれてきた「HIROSHIMAアームチェア」。 2008年に世界的プロダクトデザイナー・深澤直人氏との共同開発により誕生したこの椅子は、やわらかな曲線と自然な木肌を活かしたシンプルな佇まいが特長です。空間に静かに馴染み、長く暮らしに寄り添います。 背からアームにかけての緩やかなラインは、この椅子ならではの美しさ。ひとつひとつ丁寧に仕上げた無垢材のアームや背もたれは手ざわりがやさしく、長時間座っても心地よくお使いいただけます。 Appleの新本社に数千脚が採用され、2023年にはG7広島サミットの公式会場でも使用されるなど、そのデザイン性と品質は世界でも高く評価されています。 「工芸の工業化」をモットーに、精緻な加工技術と職人の手仕事を融合させた、広島のクラフトマンシップが息づく一脚。暮らしの中で、その心地よさを感じていただければ幸いです。
- 容量
- ブランド名:マルニ木工 シリーズ名:MARUNI COLLECTION メーカー型番:2976-31#5191 アームレスト付き:有 素材:天然木、無垢材 組立状態:完成品 本体奥行:530mm 本体横幅:560mm 本体高さ:765mm イス・チェア・ソファの張り地の種類:本革 樹種:オーク カラー:ナチュラルホワイト 重量:8kg 耐荷重:120kg ブランド名(カナ):マルニモッコウ シリーズ名(カナ):マルニコレクション
HIROSHIMA アームチェア とは
目指したものは100年使っても飽きのこないデザインと堅牢さを兼ね備えた家具。
マルニ木工から世界に向けて発表する商品をMARUNI COLLECTION(マルニコレクション)と呼び、開発パートナーに世界的なプロダクトデザイナー深澤直人を迎え2008年「HIROSHIMA」を生み出しました。


私たちはこうした考えを共有し、まさに共創によって商品を生みだしています。特に「HIROSHIMA」シリーズは、木に対する日本的な美意識やそれを生活文化の中で生かしてきた技術を反映させ、無塗装に近い自然な木肌の仕上げを用いています。世界的なデザイン感覚と日本独自の木に対する美意識、そして精緻なモノ造りの技が融合したこのプロダクトは、マルニ木工にしか生み得ない「日本から世界へ発信する家具」であり、匠の技が生んだ美しさの結晶です。

そんな折、深澤直人さんから「HIROSHIMAという名前は平和の象徴として世界の多くの人が知っていて、一度聞くと忘れない。これからは地方の中小企業がダイレクトに世界へ発信し、積極的に繋がっていく時代になる。マルニ木工がこれから本格的に世界展開をしていく上で、とても相応しいネーミングだと思う。」と話してくださり、これに賛同する形でようやく「HIROSHIMA」という名を冠したプロダクトが発表になりました。


マルニ木工のものづくり
「工芸の工業化」 職人と機械の分業による工業生産
木工工芸が盛んな広島県の宮島で育ち、自由自在に形を変えていく木という素材の魅力に気付いた、創業者・山中武夫。
当時、家具は職人の手による工芸品で、とても高価なものでした。エ程を工業化することで価格を下げ、より多くの人に良い商品を届けて日本の生活文化を高めたい。その志から「エ芸の工業化」をモットーに技術難易度の高い木材の曲げ技術を確立し、分業化による家具の工業生産を目指しました。

そのような革新の努力は次第に実を結び、一品生産の高級品だった彫刻入り家具の工業化にも成功。日本の洋家具史上、最大のヒットとして今も知られる「ベルサイユ」を始め、伝統的な美しい家具を生み出すメーカーヘと成長したのです。
時代は移り変わっても、今なお、暮らしの中で息づく美しい家具への想いは変わりません。世界に通じるデザイン感性、日本独自の木に対する美意識、精緻なモノづくりの技。マルニ木工でしか生み出せない家具を求めて、これからも木と向き合い、モノづくり一筋に努めていきます。
