広島県 尾道市 (ひろしまけん   おのみちし)

おのみち寿齢 本醸造300ml×12本

やわらかい旨味とキレの良い酸味がうまくマッチした酒です。 冷酒で飲むのがオススメです。 20歳未満の飲酒は法律で禁止されています。 ■お礼の品 お問合せについて■ ◎お礼の品の内容のご質問、発送につきましては、下記「提供事業者」までお問い合わせください。 <お礼の品提供・発送事業者>吉源酒造場/TEL: 0848-23-2771

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容量
本醸造300ml×12本 AL15.3゜/精米歩合70%/広島県産米使用

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陸路・海路ともに中継交易地として栄えた尾道市

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江戸時代、港町として繁栄を極めていた備後(びんご)・尾道。その要因は、東北や蝦夷(北海道)の米・産品を積み込み、瀬戸内海を通って大阪へと向かった船「北前船」の存在にあります。海と山が広がり、東西南北に開かれていた尾道は中継交易地として、物資が集まる要衝の地であり、町と町をつなぐ商業地として繁栄。さらに同地は、東西の幹線道路だった西国街道(さいごくかいどう)と、南北を結ぶ銀山街道が交差し、陸路・海路ともに発展してきました。

旧西国街道沿いに佇む、尾道唯一の酒蔵

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商人の町であった趣は各所に漂っていますが、とくにその情緒を色濃く残すのが旧西国街道沿い。かつての商家や、町の繁栄に伴って建立された寺社などが並び、歴史が感じられるエリアです。近年、尾道水道が紡いだ中世からの“箱庭的都市”として日本遺産にも登録されました。

そんな旧西国街道沿いの西端にあり、三軒家町に位置するのが、尾道唯一の酒蔵「吉源酒造場」です。裏手には千光寺山がそびえ、ここから麓(ふもと)まで流れ落ちる伏流水と地元の米で、長く酒造りを行なってきました。

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吉源酒造場の歴史は古く、創業は安政元年。元は因島(いんのしま)の外浦(とのうら)で創業し、昭和のはじめに尾道に拠点を移したのだといいます。「きちんとした記録が残っているわけではないので、おそらくそうだったとしか言えないのですが、にぎわっていた尾道で一旗揚げようと考えたんじゃないでしょうか」と、11代目当主の吉田均(よしだ ひとし)さんは話します。

委託醸造と尾道ブランドの確立で事業を継続

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長い歴史を持つ吉源酒造場は、決して順風満帆な道を歩んできたわけではありません。昔は備中杜氏と呼ばれる岡山の杜氏が、蔵人たちを引き連れて、10月~3月くらいまで酒蔵に滞在し、酒造りを一手に担っていました。しかし杜氏たちの高齢化に伴い、跡を継ぐ人材がおらず、酒造りの中断をするか否かの決断を迫られたのだといいます。その間、周囲に10蔵ほどあった酒蔵は、大手の酒造メーカーの台頭により、次々と姿を消していきました。

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「尾道の酒造りの歴史を残したい」。周囲に相談する中で出てきた案が、「委託醸造の方法で事業を継続してはどうか」というアイデアでした。幸い広島は有数の酒どころであり、各地に老舗の造り酒屋が複数存在しています。人の紹介で県内の醸造所に委託をお願いし、吉田さんたちは販路を拡大するなど販売に力を入れ事業を継続します。

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尾道を代表する酒として人々に選ばれる喜び

「この数十年の変遷は本当に目まぐるしく、このブランドのおかげで、今日まで頑張ってこられました。当ブランドが旅人の思い出のお土産品になったり、故郷を離れた人や、県外にいる尾道を愛する人への贈り物に選ばれることは望外の喜びです。町の歴史や酒造りの話を皆さんとできたらうれしいです。尾道へお越しの際は、ぜひお立ち寄りください」と、吉田さんはその思いを語ってくれました。

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