山口県 下関市 (やまぐちけん   しものせきし)

国産天然 【極一級ひじき】 蓋井島特撰品 海藻 乾燥 下関 山口

蓋井島特撰品[極一級ひじき]は食感と風味、旨みにこだわり、 その年の”一番刈り”のみを使用しております。 山口県最西端の離島という恵まれた環境と、 先祖代々受け継がれてきた門外不出の製法によってのみ作り出される ”極上の逸品”を味わってみてください。 FUTAOI PREMIUM[極一級]の名に違わぬ感動をお約束します。 産地:蓋井島産乾燥ひじき(山口県下関市蓋井島)

7,000以上の寄附でもらえる
  • 常温
  • 冷蔵
  • 冷凍
  • 定期便
  • ギフト包装
  • のし
容量
乾燥ひじき50g 原材料:乾燥ひじき 保存方法:湿気、直射日光を避けて保存して下さい

お礼の品の概要/

蓋井島特撰品 極一級ひじき

山口県最西端の蓋井島(ふたおいじま)で、漁家の女性たちに受け継がれてきたひじき作り。大潮の日に刈りとり、天日干しと釜煮をして丁寧に作られたひじきは、毎年春を告げる口福としてリピーターの間で楽しまれ、知る人ぞ知る逸品でした。
2012年に誕生した「蓋井島特撰品 極一級ひじき」は、その年の“一番刈り”ひじきのみを使用しています。一番刈りはコシがあり、噛むと風味が広がって味わいがひときわ豊かです。おいしさの秘密はもう一つ。かまどに薪をくべ、約8時間かけてじっくり釜で煮る製法です。絶妙な煮加減は、経験と勘を磨いてきた島のお母さんたちならではの技。一つ一つ丁寧に手をかけて作った格別なひじきを、どうぞお楽しみください。

産地:蓋井島産乾燥ひじき(山口県下関市蓋井島)

事業者 :松本 武範
連絡先 :090-2851-6419
営業時間:9:00~17:00
定休日 :土曜・日曜・祝祭日・年末年始・お盆
――
取材記事/

海とともに暮らす漁師の島、下関市蓋井島

写真
蓋井島(ふたおいじま)は、山口県下関市の響灘に浮かぶ、人口88人ほどの小さな島です(2021年4月1日現在)。
本州の吉見(よしみ)港から、定期船で40分。11〜3月は波が高くなり運休することもありますが、
4月からは1便増えて吉見港から出る船は全4便。釣りファンはもちろんのこと、島外から散歩を楽しみに訪れる人も少なくありません。
島に一歩足を踏み入れると不思議なほどに穏やか。訪れる人たちの気持ちがよく分かります。

写真
船を降りると待っていてくださったのは、島で生まれ育った松本武範(まつもと たけのり)さんと、お母さまの真由美さん。
松本さんは様々な地域活動の代表者で、山口県漁協蓋井島支店長を務めながら離島振興事業も手がけ、
さらに今回ご紹介する「極一級ひじき」の商品化を2021年に実現しました。
きっかけは、蓋井島のひじきに惚れ込んだ下関市開発スタッフからのラブコール。
「本当は他の人には教えたくないけど、このおいしさと品質の高さが世の中に知られないなんてもったいない」と動き出し、
これまで知る人ぞ知る存在だった蓋井島のひじきが多くの人に知られるようになりました。そのひじきを作っている一人が、真由美さんです。

写真
「極一級ひじき」は、その年の“一番刈り”のひじきのみ使用します。
刈りとる時期は毎年の気候によって変わりますが、早い年は1月下旬、2022年は3月の初めだったそうです。
「極上の逸品」と称される最大の魅力は、その食感。初めて口にした人はひじきのしっかりとしたコシに驚くそう。
太さもあり、歯切れが良く、噛むと「これがひじきだ!」という風味が口中に広がります。
一番刈りだからこそ楽しめるひじきの食感に、思わずひじきを主役にした献立を考えたくなるほど。
産地である蓋井島の人々はそれをよく知っていて、各家庭ではこの時期のしっかりしたひじきを購入するそうです。

写真
一番刈りと一口に言っても、簡単なことではありません。
蓋井島では現在、6軒の漁家の“お母さん”が力を合わせて一緒に刈りとりをしています。
まだまだ寒い初春、大潮と呼ばれる干満の差が最も大きくなる日を選び、
ようやく伸びてきたひじきを岩場に入ってカマで刈ります。
丹念に良質なひじきを見極めて刈り、浜から運び上げるという作業で半日。
共同で行い体力面もカバーし合う、女性たちのチームワークが光ります。

写真
採ったばかりのひじきは、こんなにきれいな色合いだとか。写真に収めていたものを、松本さんが見せてくれました。

写真
ここから、さらに日数を要します。ひじきに付いたゴミやカキ殻を取って天日干しで2日間。
原藻(げんそう)と呼ばれるそのひじきを、1日かけて薪と釜で煮ます。
その後また2日間天日で干し、最後に2日かけてカキ殻などの付着物を取り除き選別。
作業のほとんどがお母さんたちによる丁寧な手作業によるため、ひじきを商品として送り届けるには早くても8日間かかります。

写真
ちょうど真由美さんがひじきを煮るということで、工程を見せていただきました。
蓋井島では、漁協施設の一つとして、ひじき名人のお母さんたちが共同の釜を使っています。
レンガを積んで漁師仲間が手づくりした大きなかまどは、使い込まれていて、お母さんたちの働きっぷりが伝わってきます。

写真
浜に打ち寄せられた流木や山で拾った枝をくべて火加減を調整するのは、積み重ねた経験の賜物。
「まだ経験が浅かったり、うまく煮ることができなかったりすると、上手な人に聞いて、みんなで技も共有するんです」と真由美さん。

写真
「煮上がった頃合いは、手でつぶれるくらいの柔らかさで判断します。
そのタイミングを逃すと、皮がむけたような状態になって品質が下がります。
40年くらいやってるけど、揚げる瞬間を見極めるのがとても難しいんです」。
煮る時間はだいたい8時間くらいと教えてくれましたが、火が切れないよう薪をくべたり、
熱の伝導にムラが出ないよう混ぜたり、日々の気候で全て左右されたりすることを考えると、
数字や理屈で説明できない製法を身につけているお母さんたちのすごさを感じました。

写真
漁師が多い島ならではだと思ったのが、天日干しをする際に小船を台の代わりに使うこと。
潮風が当たって、ちょうど良いのだとか。この朗らかさが、蓋井島の魅力でもあります。

写真
松本さんにおすすめの食べ方を尋ねると、「ひじきご飯が一番」と即答でした。
「極一級のひじきは炊き込んでもしっかり歯ごたえがあり、風味がご飯に染み渡ってとても豊かです。
他には、ひじきコロッケもおすすめです。
お肉がなくても、ひじきの食感と風味で満足感があります」と、変わりダネも教えてくれました。

写真
2年前から漁協職員としても活動している松本さんは、漁協の仕事を通して生産から販売までの流れが分かるようになったと言います。
「島の良いものがちゃんとした価値でお客さんのもとに届くように、という思いが強くなりました。
漁家の女性が手間暇かけて作るひじきを、島の名前が付いた特産品として価値を知っていただけたらうれしいですね」。

● プロフィール
河津 梨香(こうつ りか)
山口県萩市在住、上関町出身。広島市で15年ほど編集やもの書きをし、地域おこし協力隊として山口県に帰ってきました。
生活の中にある本質的なものに魅了され、その地域ならではの魅力や人々が紡いできたものを受け継ぎ、実践したいと思っています。
萩のそんな部分に光を当てるリトルプレス『つぎはぎ』を、仲間3人と作っています。

● 蓋井島に対する一言
蓋井島は、とても穏やかで温かい雰囲気に包まれています。
ひじきのおいしさの秘密が知りたくなったら、実際に船に乗って足を運んでみるのも良いと思います。
タイミングが合えば、船着場からすぐの場所で、ひじきを煮たり干したりする風景を見ることができますよ。

掲載内容について、調査日により古い情報の場合もあります。詳細は各自治体のホームページをご覧ください。また、万一、内容についての誤りおよび掲載内容に基づいて損害を被った場合も一切責任を負いかねます。

謝礼品かんたんサーチ

特徴でチョイス

寄附金額でチョイス

お礼の品でチョイス

地域でチョイス

使い道でチョイス