D345【WBAワールド・ビア・アワード2018世界金賞受賞】山口地ビールとオリジナルソーセージセット
イギリスで開催されたワールド・ビア・アワード2018で世界金賞を受賞した山田錦ラガーをはじめ、山口の麦、萩ゆずエールの3種類4本セット。 相性抜群のオリジナルソーセージとともにお召し上がりください。 【検索ワード】ビール 地ビール クラフト クラフトビール 金賞 世界一 山田錦 麦 ゆず ラガー エール ソーセージ
- 容量
- ・ビール330ml×4本(山口の麦×2本、山田錦ラガー×1本、萩ゆずエール×1本) ・オリジナルソーセージ400g×1 ◆ビールの種類 【山口の麦】(World Beer Awards 2018 DESIGN SILVER 受賞) 日本国内で品種改良により生まれたビール用大麦「サチホゴールデン」の山口県産のもののみを使用、麦芽エキス分が高い品種で、飲みごたえのある麦感が楽しめます。 ホップは東北地方で栽培される国産品種「IBUKI」のみを使用し、全量国産原料で仕込みました。 ホップのアロマの主張が少なく、ラガーならではの麦の味わいをストレートに味わうビールです。 発酵度が高めでややドライなためホップの苦みがしっかり感じられ、ほのかに麦芽飴のような香りと、ほのかにIBUKIの和柑橘のような香りが漂います。 やや軟水よりの中硬水である山口・鳴滝の天然水との相性がよく、仕込み水がより山口の麦を引き立てます。 ビールとしての主張は穏やかなため、いろんな料理に合わせやすいビールです。 【山田錦ラガー】(World Beer Awards 2018 World’s Best Rice Beer 受賞 米を主体としたビール部門で世界一) 芳醇な口当たりが楽しめます。完熟したリンゴのような強いアロマや軽い酸味が感じられ、クローブのようなアロマが全体を心地よく包み込みます。 ホップの苦みは全く感じられないため柔らかな甘味が引き立ち、杯を重ねるごとに個性的な味わいにはまってしまう、2杯3杯と飲み続けられるビールです。 少しぬるめの14℃程で味わうと、フルーティーなアロマが開き特に楽しめます。 【萩ゆずエール】(World Beer Awards 2018 Bronze Medal 受賞) 日本唯一のゆずの自生地である山口県萩市のゆずで香り付けしたペールエールです。 大量の皮を専用タンクにて短時間漬け込み、渋みやえぐみを極力抑え、ゆずのさわやかな香りのみを活かしました。 若干感じるホップの苦みがビールの芯となり、飲みごたえと満足感を高めました。 ゆずはビールの麦の味とも特に相性が良いため、フルーツエールの中でも格段の飲みやすさです。
世界が認めた!山口発のクラフトビール 山口地ビール株式会社

「やまぐち鳴滝高原ブルワリー」
ごつごつとした岩肌が見える山を背景に南仏風の建物が佇む。場所は山口市小鯖。
昔から『鳴滝』という地名で呼ばれ、3つの滝が流れ落ちる自然豊かな場所だ。
山口が世界に誇るクラフトビールはここで生産されている。
モンドセレクション最高金賞を受賞

そう話すのは、山口地ビール(株)副社長兼ビール事業部長の山本さん。山本さんが入社したばかりのころは「設備はあるものの、ビールを作る方法を誰も知らない」全くのゼロスタートだったという。
「簡単ではありませんでした。とにかく作り方を教えてもらうために、当初は全国のビール工場を回って見学させてもらったり、醸造家を呼んで教えてもらったりしていました。ですが、基本がないので同じ味が再現できない。ひたすら勉強の毎日でした。」
折しも全国的な地ビールブームが起こった頃。しかし、山口地ビールの味が完成する前にブームは過ぎ去った。無数にあった地ビールメーカーが次々と廃業する中、山本さんたちは試行錯誤を繰り返した。そして2010年、思わぬところで高評価を受ける。モンドセレクションで最高金賞を受賞したのだ。
「2010、2011年と2年連続でいただきました。授賞式にも出席しましたが、夢じゃないかと思いました。」
この受賞がきっかけで売上が一気に上がったというわけではない。生産量は当初の年間16キロリットルから35キロリットルへ倍増したのみ。採算ベースには到底及ばない。ビン樽を抱えての飛び込み営業は続いた。
転機はモンドセレクション初受賞の翌年、横浜のビアフェスに出店したことだった。美味しいと評判になり、首都圏からの問い合わせが相次いだ。現在、生産量は年間180キロリットル。創業から20年、ようやく事業は軌道にのった。
世界一のクラフトビールを作るために

美味しさの理由は、徹底した鮮度管理にある。「ビール作りで大切なことは基本に忠実であることです。衛生管理と酵母の菌体数、活性、純粋性など。レシピはその後です。」
『レシピ』とは麦芽やホップの配合や醸造工程のマニュアルのこと。匂いやのどごしなど味を決定づけるベースとなるものだが、その前段階が最も大切と強調する。

そのすぐ隣りには8機の大きな貯蔵タンク。それぞれのタンクには出荷待ちのビールが入っている。コックをひねり、出来たばかりの新商品をテイスティングする。コックを開けるたびに消毒をする徹底ぶり。味の落としどころは山本さんが決める。「醸造過程でイヤな匂いはどうしても発生してしまうものなんです。それをどう取り除いて求めている味に近づけるか。この世界に入って15年以上経ちますが、本当に奥が深い。」

「数年前には考えもしなかった」という世界展開だが、「日本人には感じられない匂いもあるんですよ。やるなら世界一のビールを作りたい」と山本さん。その目はすでに世界を見据えている。