D174 御堀堂の外郎 小形20個入
「山口外郎」は西の京山口に伝わる伝統銘菓。「御堀堂の外郎」は自家製の特製餡に極上の国産本わらび粉を練りこみ蒸しあげて作ります。 御堀堂は古の伝統製法を唯一受け継ぐ老舗として市民はもとより多くの皆様にご愛顧頂いております。 【検索ワード】ういろう 外郎 ウイロウ みほりどう みほり堂 御堀堂 山口外郎 銘菓 山口銘菓 伝統 わらび粉 黒糖 小豆 あずき あんこ 抹茶
山口の伝統銘菓を受け継ぐ
おいしい外郎を届けること、そして伝統の味と製法を後世に受け継ぐことが使命

程よい甘さ、素朴な味わい、わらび粉がもたらす独特な食感…。
山口外郎の元祖とされる・福田屋で学んだ製法とおいしさを頑なに守り続ける御堀堂の外郎は、「伝統の味」として多くの人から愛される。
御堀堂は昭和2年(1927年)創業の老舗。四代目の現社長田中真樹さんは「うちは菓子屋ではなく外郎屋です。外郎一本でここまでやってきました」と話す。
店頭に並ぶのは、室町時代に福田屋が初めて作ったといわれる白外郎、
御堀堂二代目田中忠治氏によって作られた黒外郎、
三代目田中米吉氏が手がけた抹茶外郎のみ。
季節限定の雛外郎と端午外郎を含め、言葉通り外郎のみを取り扱う。「おいしい外郎をお客様にお届けするのはもちろんですが、味や製法など山口の菓子文化を守り、後世に引き継いでいくのも御堀堂の使命だと捉えています。
ですから、他の菓子は一切作らず、フレーバーも奇をてらわずスタンダードにこだわりぬいたものですので、
うちは白・黒・抹茶の三種類でやらせていただいています」と田中社長。
福田屋伝来の外郎を山口の伝統文化のひとつとし、誇りを持って向き合っているという。

小豆の炊き方、小豆の練り、粉の調合、粉の練り…、
とそれぞれの製造工程において引き継いできたやり方をひたすら正しくこなすことで、いつも同じ「正しい味」に完成させるという。
もちろん、北海道産の小豆や甜菜糖、沖縄産の黒糖、鹿児島産のわらび粉など素材も重要な役割を果たす。
「国産の素材を中心に使用していますが、例えば抹茶は字治だったり、八女だったりと、その年の品質によって産地は変えています」。
最も適した素材を見つけるために、日々試作・研究を重ねているそうだ。しかし、田中社長はそれを苦労や努力とは言わず、「当たり前のこと」と言ってのける。
「時代とともに価値観が変わり、お客様に求められるものも変わっていきます。私たちはその変化に対応しつつ、これまでやってきたことを工夫しながら地道に続けているだけです」。
外郎を作り続ける姿勢はこの先もずっと続くのだろう。