偕行社かふぇのランチコース ペアチケット(2名様)
重要文化財「旧善通寺偕行社」に隣接する偕行社かふぇでは、レトロでモダンな洋風建築とガラス張りの光溢れるカフェとが合わさって、多彩な上質空間を生み出しています。 偕行社を眺めながら、カフェのゆったりとした雰囲気と共に楽しいひと時をおくつろぎください。 ■ランチコース(2名様) ・前菜3種 ・季節のポタージュスープ ・サラダ ・お魚料理 ・お肉料理 ・パン または ライス ・デザート ・コーヒー または 紅茶 ※定休日:毎週水曜 [ランチタイム]11:00〜14:00 ※イベントやブライダル等による貸し切りのため、定休日以外にもご利用いただけない日がある場合もございます。 ※事前にお電話にてご予約をお願いいたします。
旧善通寺偕行社 〜将校たちの華やかな社交場〜

「偕行社」は旧陸軍の現役将校のための団体で、主に親睦事業が行われていました。明治36(1903)年、陸軍第十一師団の将校たちによって建てられたこの建物は、そのための集会所です。木造平屋建てで、寄せむねづくり棟造の大屋根をのせた横長の建物。正面には角柱や三角ペディメントによる玄関ポーチと車寄せを構え、全体にルネッサンス様式を基調とした端正な造りで、大正11(1922)年には皇太子(後の昭和天皇)が御宿泊されています。
戦後は一時アメリカ軍が進駐し、その後は検察局など公的機関として利用されていましたが、昭和29(1954)年から善通寺市庁舎および公民館として使われ、昭和55(1980)年には市立郷土館として改修復元されました。平成13(2001)年に国の重要文化財に指定され、平成17(2005)年に郷土館を移転し、明治時代の面影を大切に耐震工事を施しました。

南面は、バルコニーが全室をつなぎ、屋根の一部には明治時代の瓦が残されています。裏庭は緑の芝生、春の桜や秋の紅葉など季節の風景が今も人々をいやします。

通風口の鉄柵には陸軍の星形が見えます。

現在では建物の見学もでき、各種イベントや結婚式場としても利用されるようになり、かつての舞踏会を思わせて、華やかさに包まれます。