ご存知ですか？

小野果樹園の土佐文旦の収穫は1月から始まります

高知県の特産品文旦は、全国シェア９割を占めます。
その中でも宿毛の土佐文旦が特別に美味しい理由は収穫時期にあります。

通常文旦の収穫は、冷害を防ぐために冬本番に備え年内に収穫を終えることが多いそうですが、県内でも温暖な気候に恵まれた宿毛市では、樹に果実がなったまま年を越すことができます。そのため、早く収穫された文旦より長い間樹や土の栄養分を果実にたくわえ完熟することができるのです。

市場には11月頃から文旦が出ているそうですが、小野さんの文旦はまだまだ樹の上でゆっくりじっくり熟成中。
本当に美味しく食べてもらえる「樹上完熟」するまで大切に育てているので、収穫は1月からになります。

※樹上完熟…樹木に果実が実った状態で完熟させること。

そのまま食べておいしい文旦を育てる！

小野果樹園のこだわり

おいしさ［その１］安全で安心。有機肥料・減農薬栽培

小野果樹園の文旦は、有機肥料・減農薬栽培で育てています。

減農薬で栽培するためには、土を肥やし、丈夫な樹を育てる果樹園全体の土台作りが大切です。
食味をアップさせる魚粉をはじめ土や樹にやさしい有機肥料、微生物を活性化させ良い土壌を育む効果のある乳酸菌生成エキスの散布など、土、根、樹に栄養を充分に与えることで、食味にこだわった「そのままで美味しい文旦」作りをしています。

実際に、肥料メーカーのデータを元に畑の状態に合った肥料を試したり、先輩農家からのアドバイスを取り入れたりと土作りを見直した結果、甘みも酸味もしっかり詰まった文旦が成る樹に生まれ変わった畑があるそうです。最低でも3年以上、根気強く取り組んだ結果だそうです。

おいしさ［その２］野囲い貯蔵

文旦は収穫後、どの農家でも追熟（ついじゅく）をしてから出荷を行います。
追熟の方法は農家によって様々。保冷庫や倉庫などで一括管理している農家が多い中、小野果樹園では先代から続く「野囲い貯蔵」を行っています。

1月から始まる収穫に合わせ、樹々の間に板で囲いをつくり、シートやワラを敷きつめた大きな貯蔵床を作ります。その中に収穫した文旦を入れ、シート、ワラを被せて貯蔵。地温と山の気温でじっくり約１ヶ月程熟成させます。

畑ごとに囲いを作り貯蔵しているので、どの畑から収穫した文旦が美味しいか一目瞭然。研究熱心な小野さんは、畑ごとの文旦の出来栄えから次の畑作りの栽培方針を立てるそうです。

※追熟…収穫後、一定期間置くことで甘さを増したり果肉を柔らかく熟成させること。

宿毛の自然と共にーーー自分の畑に合った栽培で。

喜んでもらえるおいしい文旦を届けたい

「暖かい年もあれば寒い年もある。毎年気候は違うから、文旦作りにはこれ！という決まりがない。栽培日誌で過去の傾向を知って対策を練ることは出来るけれど、同じものは使えない。年々変わるし。色んな情報を聞いて取り入れながら自分の畑に合った栽培をしていきたい」

今後、文旦畑を増やしたいと語る小野さんの最強パートナーはもちろん奥さま。子育ての合間をぬってご主人を支えています。お二人とも農業で生きていくことに決心がついたのは、やはりお客さまからの「美味しい！」の喜びの声だったそうです。

「会社勤めと比べて大変なこともあるけれど、農家の仕事は責任を持ってやっただけ結果が出る！それが楽しい。
そのまま食べても美味しい旬の文旦をお届けするので、まずは食べてみて欲しいです。後は好みに合わせてご自宅で寝かせてみたり味の変化を楽しんでもらいたいです」小野光也

宿毛市ふるさと納税担当者から一言

「母が頼んでいて、美味しかったから私も注文しました♪」と、親子２代に渡ってのファンが増えているそうです。県内外にリピーターも多く、完売必至！希少な「野囲い貯蔵」の小野果樹園の土佐文旦をぜひ食べてみてください。