古賀は、NYを訪れた際に、日本とは所縁もないような店舗で「招き猫」を目撃した。 異文化の中でも際立ったその存在感に驚いた体験が、本シリーズ制作の契機である。 古賀のスタイルは、日本美術の古典的なフォルムをベースにしている。 代表作《頬鎧盃》は、戦国武将の「変わり兜」をモチーフにしながらも、 それらを現代的な造形へと生みなおし、 そこに古賀が現代社会などを見つめる目線を「コンセプト」として加える。 それは本作においても同様である。 招き猫は、典型的なフォルムをもとにしながらも、大志を抱く者たちを鼓舞する盃・《頬鎧盃》を身に着けている。 また、招き猫に描かれるのは、グラフィティを模した「Get Stand Up」「Stay Gold」「Silver lining」など、ポジティブな言葉ばかり。 これは、もがき苦しみながらも懸命に挑み続ける現代人に向けて、古賀が投げかけるものである。 こうして「招き猫」が担ってきた役割を継承しつつも、新たな要素を加え、現代における新たな「招き猫」へとアップデートしたものが本作である。 ■ ご一読ください ※寄付者様のために一点物として制作いたします。 仕上がりが掲載画像と異なる可能性があることをご了承ください。 ※本商品は他ポータルサイトにも掲載しているためお申込み時点で売切の場合がございます。 その場合、後日改めてご連絡をいたしますのであらかじめご了承ください。