弓野人形セット(A2401-A14)

<素朴な土の温かみが愛らしい表情を生む> 胡粉を厚く塗ったぽってりとした形と、鮮やかな彩色が魅力です。

親しみのある素朴な風合いが特徴の弓野人形。胡粉を厚く塗ったぽってりとした形と、鮮やかな彩色が魅力です。
1つひとつ丁寧に彩色して人形を仕上げます。絵付けでひとつひとつ人形の表情が決まります。
提供:江口人形店
「弓野人形」とは?

心和ませる柔和な表情の土人形
愛らしい表情が親しみやすい弓野人形は、博多人形師の原田亀次郎が、明治15年に弓野の地で製作した土人形で、当初は洗練された美しさのある博多人形に近い作風でしたが、次第に親しみのある素朴な人形へと変化していきました。
製造法は粘土を成形、乾燥した後に素焼きし、胡粉を塗って水性や油性の染料で丁寧に彩色して仕上げるもので、数百種類もの多彩なデザインがあります。昭和初期にはグリコの宣伝用として、人形やおまけを大量に引き受けた実績もあります。【佐賀県指定伝統的地場産品】

誕生当初は洗練された博多人形に近い作風を特徴としていましたが、次第に親しみのある素朴な人形へと変化しました。胡ごふん粉を厚く塗ったぽってりとした形と、鮮やかな彩色が魅力です。デザインが多彩で、数百種類もの型が現存しています。
■背景
弓野人形は、博多人形師によって誕生しました。博多人形の完成された美に飽き足らない思いを抱いた人形師の原田亀次郎が、九州各地で修行した後、1882 年に弓野地区で製作した土人形が始まりと言われています。 翌年、伊万里市の人々に節句人形として紹介し、好評を得たことが産業への足がかりとなりました。時代の流れとともに、節句人形のほか、床の間に飾る土人形や鳩笛など、弓野人形の魅力は世に広がりました。
その後、佐賀県内では、ひな祭りに多くの家庭が弓野人形を飾るという風習が定着。最盛期の明治中期には、九州全域はもとより、京阪神から全国へと弓野人形は広まり、昭和初期には菓子メーカーのグリコから依頼を受け、商品のおまけとして配布する人形を大量に生産したこ ともあります。
しかし近年は家庭で節句人形を飾る習慣が少なくなり、また新しい玩具が次々と現れたことで弓野人形の需要は減少。現在は西川登町にある数事業者がその技術を継承しています。
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