「カラマンダリン」×「吉浦ポンカン」

「なつみ」は、アメリカ産の「カラマンダリン」に日本産の「吉浦ポンカン」を掛け合わせて生まれた品種です。

普通のみかんは、5月に花が咲いて、11月には収穫できますが、「なつみ」は、同じ5月に花が咲きますが、翌年の花が咲く頃に収穫する１年かけておいしくなるなんとも贅沢なみかんなのです。

中のじょうのう膜が、やわかくてとにかく甘いの特長。
私が発見した「原口早生（通称：原口みかん）」に似ている気がします。

外皮の表面が少しデコボコしていて、極上の原口みかんにできる「菊みかん」のようになります。
「菊みかん」とは、外皮がデコボコし、菊の花に似た紋様から付けられた名前です。
甘いみかんの特徴のため、おいしいみかんの見分け方でもあります。
今までは、おいしくても見た目が悪いので生産者の悩みでしたが、最近では「おいしさが目に見えるみかん」としてみかん好きの中にも愛好家が増えてきているような気がします。

皮も少し厚くゴワゴワした感じですが、手でも剥きやすく、温州みかんのように食べやすいです。

ハウスで１年間も大切に育てています。

花が咲いて、樹上で実が大きくなる１年間は、雨、風、寒さ、鳥害から守るためにハウスで大切に育てています。

普通のみかんは、半年程度で収穫できますが、なつみは、1年間。
私が、花に出会ってから、収穫まで１年越しです。

１年間も大切に育てた原口果樹園の「なつみ」をご賞味ください。

カルシウムが多く含まれる土壌で育つから甘い！

一般的に、カルシウムを多く含む土で育てると果実は甘くなると言われています。
そのため、土の中に貝殻を入れるなどして、みかんを甘くするための工夫をしている所もあります。

しかし、原口果樹園では、貝などを入れていません。
原口果樹園の近くには、七ツ釜鍾乳洞と呼ばれる鍾乳洞があります。

鍾乳洞は、石灰岩とよばれるカルシウムを多く含む岩石からできています。
つまり、鍾乳洞の近くにある原口果樹園の土壌には、豊富なカルシウムがすでに含まれているんです。

このカルシウムを多く含む特異な土壌が、おいしいみかん作りにつながっています。

『出来た』みかんと『作った』みかんは違います。

『出来た』みかんと『作った』みかんは違います。
みかんって、こんなにもおいしかったんだと思ってもらいたいですね。

「良い土壌」だけあってもだめです。
そこに「良い作り方」、「良い作る人」が掛け合わさらないと良いみかんはできません。

恵まれた土壌に甘えるのではなく、その土壌を活かし、おいしいみかんを作ることへの飽くなき探求心を持ち続け、食べた人が感動するような最高のみかんを作り続けます。

寄附申込前にご確認ください。

原口果樹園は、私と家内のふたりで細々とみかんを作っているため、お受け取り日時や熨斗などのご相談を受け付けておりません。
発送前にこちらから連絡もしておりませんので、ご了承の上、寄附申込をお願いいたします。