【グッドデザイン2019受賞】MINAZUKI STOOL(2脚)<吉永製作所> [CDW002]
- 容量
- サイズ:W436×D347×H410mm×2脚 ※1つのケースにまとめて梱包して、発送いたします 重量:2.2kg×2脚 材質:西海市産檜材 仕上:素地仕上げ デザイン:吉永 圭史
NCC(長崎文化放送)様の特集に取り上げていただきました!
2000年10月からNCC(長崎文化放送)様で放送されている『NCCスーパーJチャンネル長崎』という長崎県向けのローカルニュース番組において「グッジョブ!夫婦で営む家具製作所」というテーマで特集いただきました。
「MINAZUKI STOOL」3つのこだわり
1.”素材”へのこだわり
<良質な素材>
西海市で育つ檜(ヒノキ)は、成長が遅いため肌理(きめ)が細かく、やや赤みがかった美しい肌合いが特徴の良質な木材です。
<時間をかける>
西海市内で計画的に伐採された丸太を製材したのち、工房内で2~3年じっくりと天然乾燥することで素材の魅力を最大限に活かしています。

2.”デザイン”へのこだわり
<モダンなデザイン>
無垢材の温かさを活かしながらも、現代の都市生活にフィットするシンプルでモダンなデザイン。
<素材を生かしたデザイン>
手や体に触れる部分は丸く削り出しています。
また、素地仕上げのため手触りが良く、素材の経年変化を味わうことができます。
<使わない時の美しさ>
スタッキングした状態も美しく、部屋のサイドに置いても空間をさりげなく演出します。

3.”使い勝手”へのこだわり
<軽いこと>
2.2kgと他の木製スツールと比べても軽く、不要な部分をそぎ落としているため視覚的にも軽快な仕上がりになっています。
<ちょうど良いサイズ>
ダイニング、リビング、寝室、オープンデッキなど、いろんな場所で使ってもちょうどよいサイズ感です。
<重ねられる>
使わない時は重ねて置くことができるので小スペースでも場所をあまり必要としません。

「GOOD DESIGN AWARD2019」受賞
MINAZUKI STOOLは、毎年優れたデザインに贈られる「GOOD DESIGN AWARD(グッドデザイン賞)2019」を受賞しました。
GOOD DESIGN AWARD(グッドデザイン賞)2019
檜というやわらかい素材を使用してのシンプルなデザインと軽さ、強度を実現している点において評価をいただいています。
シンプルなデザインは、精緻な手仕事により実現しています。
最も荷重が集中する脚の接合部には切り込みを入れて別の板を挿し込む「契り(ちぎり)」と呼ばれる伝統的な木工技術を用いています。
これにより、針葉樹の軽さを生かしながらも十分な強度を担保しています。
太ももの裏に触れる部分は丸く削り出し、見た目にも軽快で手触りよく仕上げています。
来客用に重ねて備えたり、ひょいとオープンデッキに持ち出したり、ベッド脇に置いてナイトテーブルに使ったりと、多目的に使えるスツール(背もたれがない一人用の椅子)です。
どこでも、誰でも。使う人のことを考えた使い勝手の良い椅子。

一般家庭から公共施設まで、場所を選ばず幅広く使用することを想定しています。
軽く、程よいサイズ感のため、小さなお子様からお年寄りまで老若男女問わずどなたでも持ち運びや片付けがラクにおこなえます。
寄附申込前に必ずお読みください。
<使用方法>
本製品は、踏み台としての使用を想定しておりません。
座面の上に立ち上がったりすると大変危険ですのでくれぐれもなさらないでください。
不適切な使用により発生したけがや事故に関しましては一切の責任を負いかねますので、あらかじめご了承お願いいたします。
<保証期間>
製造上の瑕疵に起因する不良、または適切な使用にも関わらず不良が認められた場合、本製品到着から1年間は無償にて修理・交換いたします。
<返品・交換>
寄附者様都合による本製品の返品・交換は、一切対応しておりません。
キズや色などに関するお問い合わせは、本製品到着後に3日以内に下記へお問い合わせください。
吉永製作所のはじまり

2015年夏、長崎市東出津(ひがししつ)町にあった旧縫製工場の建屋を借り受け、食堂椅子の製作を開始しました。
基本的な木工機械を使い、木部から座面の縫製・張りまでを一貫製作してきました。
当初は、外国産の広葉樹を使っていましたが、風土に適った豊かな森林資源に囲まれながらも、輸入材ばかりで物を作る姿勢に、「周辺社会との繋がりを分断しているのではないか?」という違和感を抱き始めました。
ここで育つヒノキを手掛かりに身を置く環境と接続したい。
そこで、身の回りの道具を身の回りの素材で作ることを思い立ちました。
身の回りの道具を、身の回りの素材で作る。

吉永製作所がある場所は、眼前に五島灘が広がる長閑な集落です。
日本中どこにでもある海沿いの田舎ともいえますが、その一方で、海と山の営みとキリスト教文化とが交じり合い、この場所特有の景観を醸成しています。
19世紀にフランス人宣教師が指導した集落の礎となっている結晶片岩の石積みをはじめ、農具、民具、家具、教会とその関連施設の普請など、土地の素材を使って作られた痕跡や、手作りする営みが今も続いています。家具職人としてこの集落で起居し、素直でプリミティブな物作りの在り方に触れるうちに、この土地の木材を気負わずに使い、現代の日常生活に馴染む家具を作りたいと考えるようになりました。
工房から東北東へ15分ほど車で走ると、急峻な斜面にヒノキの森が広がっています。
植生と戦後の林業施策から、西海市が属する長崎県西彼杵(にしそのぎ)半島では、スギよりもヒノキが多く育っています。
山間部が海岸線に迫り、冬は北西の季節風に晒されることや、痩せた土壌などの厳しい自然環境から、ここで育つヒノキは成長が遅く赤みが強いのが特徴です。
植栽から計画的に枝打ち・施業管理された丸太は、木目が通直で、製材すると緻密で美しい木肌が顕現します。
身の回りの道具を、身の回りの素材で作りたい。
そして、最初に誕生したのが、この「MINAZUKI STOOL(ミナヅキスツール)」です。
檜の丸太ができるまでをまとめてみました。
どのような場所で、どのような作業で檜の丸太ができるのかまとめてみました。
まずは、その1です。よろしければご覧ください。
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