道の尾温泉の誕生は明治元年！

道の尾温泉の創業は明治元年まで遡ります。
その昔からこの地域には「湯川」という地名があり、いたるところに小川が流れ、蛍や蝶が舞う美しい水郷でありました。

明治元年のある冬の朝、この地に住む青年・古田吉平氏が川から湯気が立ち上がっているのを発見し、自らの田畑を売り払って温泉堀削を始めました。機械のない時代に竹や矢じりを用いて泉源とみられる岩盤に挑み、苦労の末に摂氏27度の温泉を発見。これを「道の尾温泉」と名付けたのが当温泉の始まりです。
電気やガスがない時代だったので、古田氏はくみ上げた温泉を石炭焚きの蒸気ボイラーで加温し、当時の長崎では唯一となる温泉浴場を開きました。

今も昔も変わらぬ、人にやさしい泉質。

道の尾温泉のお湯は、創業当初からしなやかで透き通っており、「切り傷ややけど、あせもが痕を残さずに治った」「こわばった手足や腰が動くようになった」などの評判が広がりました。

戦前には長崎の造り酒屋が酒造りにこの温泉水を使用し、戦後にはラジウムサイダーの工場があったことからも、この辺りの水質の良さが伺い知れます。

戦前の水質分析では、微量のラジウムが含まれていることが分かり、長らくは「道の尾ラジウム温泉」として親しまれてきました。
温泉発見からおよそ150年が経過した現在でも、炭酸水素イオンなどの各種ミネラルを豊富に含む泉質を保ち、弱アルカリ性の美肌の湯としても知られています。

泉質・お湯の特徴

道の尾温泉は、優れた泉質の源泉を有し、加水なしで源泉100%の温泉をお楽しみいただけます。
炭酸水素イオンなどの各種ミネラル成分をバランスよく含み、美肌の湯ともいわれる弱アルカリ性の単純温泉で、さらさらとしたミネラルウォーターに浸るような優しい泉質です。

湯あたりしにくく、体がしっかりと温まります。
また源泉は、長崎県公認の飲用許可を得ていますので、天然のミネラルウォーターとして飲んだり、料理に使用することもできます。

道の尾温泉の詳細内容

泉質：単純温泉（低帳性・弱アルカリ性・低温泉）・源泉温度25.7度

効能：神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、打ち身、くじき、切り傷、やけど、冷え性、関節のこわばり、疲労回復、健康増進、慢性消化器病、病後回復期

加水：加水はせずに、源泉100％使用

加温：源泉を入浴に適した温度に保つため、加温しています。

循環：温泉資源の保護と衛生管理のため、循環ろ過しています。かけ湯の度に新鮮な源泉が入ります。

消毒：毎日清掃時に湯を入れ替えていますが、大腸菌の殺菌のため、必要最低限の塩素剤は使用しています。

入浴剤：使用していません。

こだわりのミストサウナ

通常のサウナが50度前後の高温で体への負担が大きいのに対し、道の尾温泉のミストサウナは温度が低めで大量の水蒸気を含むので、心地よく入っていただけるのが特徴です。

蒸気浴ともいえるミストサウナは、温泉の源泉をそのまま蒸気にしています。
温められた源泉100%の水蒸気を吸い込むことで、喉の調子が良くなったというお声も多くいただいています。

源泉水風呂

火照った体を冷やす水風呂には、温泉の源泉をそのまま使用しています。
源泉は26度前後なので、一般的な水風呂（20度前後）よりは温かく、水風呂が苦手な人でも入りやすいのが魅力です。
美肌効果を期待して、洗顔に使用される方も多くいらっしゃいます。

飲泉（飲む温泉）

道の尾温泉の大きな魅力は、国の安全基準を満たした飲泉（飲む温泉）をご利用いただけることです。
温泉は無味無臭でありながら、豊富なミネラル成分を含み、健康志向の方におすすめです。

道の尾温泉をご利用の方は、無料で4リットルまでお持ち帰りいただけます。
容器は各自ご持参ください。

アクセス

所在地：〒851-2127　長崎県西彼杵郡長与町高田郷284

営業時間：9:30～23:00（受付終了22:30）

定休日：毎週木曜日（祝日の場合は営業いたします）

駐車場：最大25台分