芭蕉布ハンカチ
芭蕉布は約100年前まで宝島の着物に使われていた布で.バナナに似た実がつくバショウ科の多年草・イトバショウの繊維でできた糸で織られていましたが、島外から異なる衣服が入ってくるようになり、芭蕉布のシンプルな衣服を着る人が減り、近年は生産されていませんでした。 一方、宝島の特産品である島バナナは、1度実をつけた茎には2度と実がつかないという特徴があり、果房の出荷後に残る茎は廃棄処分されていました。そこで、素材としての利活用が検討され、イトバショウの代わりに島バナナの茎の繊維を使い、新しい芭蕉布をつくることになりました。 SDGsが求められる昨今、古くからの伝統の中にあった究極のSDGsをハンカチにしました。
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