鹿児島県 錦江町 (かごしまけん   きんこうちょう)

No.1021 錦江町ふるさとセット

地元で採れた野菜やお米で作った加工品のセット。全て手作りです。 ※写真はイメージです。 直射日光を避け、涼しい所で保管して下さい。 賞味期限が短い為、発送前に出荷元よりご連絡します。 提供:でんしろう うんめもんの会

10,000以上の寄附でもらえる
  • 常温
  • 冷蔵
  • 冷凍
  • 定期便
  • ギフト包装
  • のし
容量
けせん団子×1 あくまき×1 こんにゃく×1 手作りみそ漬け×1 花瀬のかおり×1 ちらし寿司の素×1 炊き込みご飯の素×1 みそ×1

うんめもんの会

地域の食文化を伝えたい。

その想い一心で地元の食材を使った加工品づくりをやってこられている方がいます。
うんめもんの会代表の猪鹿倉(いがくら)房子さんです。(写真中央右)

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うんめもんの会がある花瀬という地域は、広いところでは幅100メートルの石畳が約2キロ続く、雄大な花瀬川があります。川床で音楽イベントやお祭りを開催する人気観光地の一つです。大河ドラマ「西郷どん」で有名になった雄川の滝へ続く川でもあります。

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花瀬川の周りは山に囲まれていて豊かな土地が広がっている一方、平らな土地が少ないため、農業でたくさん稼ぐことが大変な面がありました。そこで、自家用野菜やお米などを買い取り、農家さんの所得向上のために加工品の販売をしようとつくられたのがうんめもんの会です。

うんめもんの会で圧倒的に人気な商品はけせん団子。地元の方が持ってくるヨモギともち米を合わせてつくった団子を、けせんの葉っぱで挟んだ鹿児島の郷土菓子です。食べるとヨモギの香りがブワっと口の中に広がります。無添加で手作りの味を求め、県内外から問い合わせが来たり、直接買いに来るお客さんも多くいらっしゃいます。

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うんめもんの会はけせん団子やお惣菜の販売だけでなく、地域のこどもたちと一緒に煮しめ(煮物)や郷土食のがね(さつまいものかき揚げ)をつくったりと、食育の活動も拡げています。
また県内外から視察や研修も受け入れており、その度に猪鹿倉さんは、「うんめもんの会を通じて地元の食文化を伝え、この地域に少しでも還元したい」ということを伝えています。

「みんながおいしいよって広めてくれたおかげで注文も増えたし、それに応えていったらあちこち色んな所に拡がっていった」とおっしゃる猪鹿倉さん。ほとんど毎日作業に入り、注文が多い時は朝の5時から仕込みをすることもあるそうです。

うんめもんの会に勤めている永田ゆかりさんは、働いているうちに地域の食文化を知ったとおっしゃいます。「ここ(うんめもんの会)はお金稼ぎというよりは、お茶飲みながら、語りながら、楽しくつくろうっていう気持ちでやってるから。おいしい食べ方を教えてもらったり、子どもたちにも一緒に手伝ってもらったりしてますね」とおっしゃいます。伺った時の会話では、「ピーマンは塩昆布で和えたらシャキッとしておいしいよ」「今日はいただいた大根を漬物にしようか」など、食材や料理の話をされていました。こうした何気ない会話が、ゆっくりと食文化としてつくられていくのかもしれません。

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うんめもんの会はけせん団子以外にもお餅や竹皮弁当、お惣菜などをつくっており、そのほとんどの食材は地元の方から買い取った食材です。地元の方は楽しみとして収穫する方も多いそうで、初めは2キロのヨモギを持ってきていた方が、今では10キロも持ってくるようになったのだとか。
「年金だけもらいながら家でダラダラするよりは、ちょっと自分で稼いで、それで洋服買ったよとか、どっかおいしいもの食べに行こうっていう楽しみがあるといいじゃない?」と猪鹿倉さんは常々おっしゃっています。

お小遣いはもちろん、地元の方の”生きがい”も生み出しているうんめもんの会。設立して20年以上、ずっと地域の食文化を伝えたいという想いでやってこられています。
設立の時から今に至るまで、その気持ちは「なにも変わってないですね」ときっぱりおっしゃる猪鹿倉さん。
20年も続けていると、想いが揺らぐこともあるはず。
ですが、考えこむ間もなく、「なにも変わってない」とおっしゃる猪鹿倉さんの言葉からは、うんめもんの会の設立から信念を持って活動を続けてきたということがひしひしと伝わってきました。地域、従業員、お客さんなど、うんめもんの会に関わる全ての人にとって良いということが、長年続いている理由なのではないでしょうか。

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コロナの影響で出店予定だったイベントが軒並み中止になり、売り上げが落ち込んだ時には、多くのお客さんから商品の注文が入ってきたそうです。「宣伝しなくても周りの色んな人が広めてくれたおかげで今の結果が出ていると思う」とおっしゃいます。うんめもんの会の取り組みをコツコツと伝える努力が積み重なり、応援したいと思うファンの方々が増えています。

猪鹿倉さんは今後について、「あまり商品を外には販売しないようにしていますね。けせん団子が売れて、うちは儲かるから良いかもしれないけど、錦江町に来る必要がなくなるでしょ。私としては錦江町に来てほしいから。そうでないと意味がないなと思って」とやはり一貫して地域に還元したいという姿勢を貫かれています。

新しいことに色々と挑戦することも大切だけれど、何のため、誰のためを忘れずに目の前のことをコツコツと長く続けるということも、同じくらい大切なのではないか。うんめもんの会からそんなメッセージが伝わってきました。

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そんな、長年親しまれているうんめもんの会のふるさとセット、どこか懐かしさ、温かさを感じられる商品ばかりです。ぜひ手に取ってみて花瀬の食文化を感じてみてはいかがでしょうか。

取材・文 錦江町未来づくり専門員(地域おこし協力隊) 馬場みなみ

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