沖縄県 豊見城市 (おきなわけん   とみぐすくし)

忠孝よっかこうじ1升瓶 2本セット

通常の倍の四日間かけて麹をつくることで、今までにない洋ナシのようなフルーティーな甘い香りと味わいの泡盛に仕上がりました。 高度数でありながら、度数を感じさせない甘みが特徴です。お勧めの飲み方はロックや水割りです。 焼き鳥や焼き肉などの味の濃い料理はもちろん、刺身などのさっぱりした味の料理との相性も良いです。 20歳未満の飲酒は法律で禁止されています。 醸造地:豊見城市 ◆お礼の品問い合わせ先◆忠孝酒造株式会社(TEL:098-850-1257)

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容量
よっかこうじ一升瓶(43度)×2本

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「忠孝酒造」の泡盛文化の継承と創造への挑戦

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那覇市のお隣、豊見城市(とみぐすくし)に、昭和24年に設立された泡盛酒造所「忠孝酒造」。「泡盛文化の継承と創造」を経営理念に掲げ、新しい製造方法の開発や見学施設の設立など、先駆的な試みに挑戦するメーカーです。今回の返礼品である「よっかこうじ」は、まさに忠孝酒造の「継承と創造」へのチャレンジの一つといえる逸品です。

「よっかこうじ」の常識破りな製造方法

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「よっかこうじ」は43度と高度数ながら、味わいはそれを感じさせないほど甘味が際立ち、香りは洋梨に例えられるほどフルーティー。泡盛の新酒特有の荒々しさは一切なく、多くの泡盛ファンはもちろん、泡盛を飲みなれていない人々をも魅了しています。

その風味を生み出したのは、常識破りと呼ばれる製造方法にあります。なかでも一般的な泡盛とは全く異なる作り方が「シー汁浸漬法」です。

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シー汁浸漬法とは、通常の泡盛作りの最初の工程「洗った米を水に漬けて蒸す」に代わって行われる「米を洗わず、米のとぎ汁(=シー汁)に漬け込んで蒸す」という方法です。この製造方法は昭和30年代まで行われていましたが、効率化などの理由で歴史から姿を消します。しかし最新の研究で、シー汁に含まれる乳酸菌や微生物の働きが、泡盛造りの工程である「製麹(せいきく)」(麹菌を米に種付けすること)や醗酵(はっこう)で、麹菌が米に食い込みやすくなるなどの有益な影響を与えることが明らかになりました。

つまり先人の知恵と新しい世代による研究の成果が融合したことで、かつての製法が見事に復活したのです。

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常識破りの工程がもう一つ。これこそ、「よっかこうじ」という名前の由来であり、非常に革新的な手法でもある「4日間の麹造り」です。通常の泡盛造りでは、製麹の作業に2日間を費やしますが、よっかこうじは倍の期間を要するのです。

4日かけることで麹の酵素力が高まり、味や香りの成分がふくらみます。ただしその力を十分に引き出すためには、温度や湿度調整が不可欠。杜氏が4日間泊まり込みで管理することで、今までにない麹が誕生しました。

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さまざまな困難を乗り越え、泡盛の香味成分が最大にまで引き出された「よっかこうじ」。このようなプレミアムな泡盛を作る忠孝酒造は、製造方法の他にも多くの革新的な試みを続けています。その一つが、「泡盛のテーマパーク」ともいえる酒蔵見学施設。「よっかこうじ」の魅力を深く知るために、私も見学に行ってみました。

「忠孝酒造」の酒蔵見学施設「くぅーすの杜 忠蔵蔵」へ!

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案内してくださったのは、忠孝酒造の徳田安史(とくだやすふみ)さん。泡盛界におけるソムリエのような資格「泡盛マイスター」でもある徳田さんは、まさに泡盛のプロフェッショナルです。忠孝酒造の特徴だけでなく、「よっかこうじ」のおいしい飲み方も教えていただきました。

最初に徳田さんが教えてくれたのは、忠孝酒造の最大の特徴が「蔵元であり窯元である」ということ。「泡盛の熟成に最適といわれる『琉球城焼(りゅうきゅうぐすくやき)』の酒壺を、既存の窯元に頼ることなく自社窯で開発、製造しています。窯元でもあるのは、沖縄県内に47カ所ある泡盛酒造所の中で弊社のみです」

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泡盛の味にこだわるなら、作り方はもちろん、保存する器にまで気を配る必要があるのですね。忠孝酒造の「泡盛文化の継承と創造」スピリットは、こんなところまで貫かれているようです。

敷地内の窯元には製造途中の甕(かめ)がずらりと並び、焼き物の工房そのもの。ここから好みのものを選んで、「よっかこうじ」などを入れたオリジナルの泡盛甕を作ることもできますよ。

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次に訪れた巨大な木造古酒蔵は、沖縄県内では首里城の次に大きな木造の建築物。蔵を木製にすることで熱がこもらず、泡盛の熟成に適した環境が保てるそうです。

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巨大な貯蔵タンクや800個もの甕が並ぶ蔵の中には木と泡盛の香りが充満し、見学するだけでうっとり酔い心地に浸れます。

「よっかこうじ」おすすめの飲み方

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最後はお楽しみの試飲タイム!ということで、併設のショップへ。「よっかこうじ」だけでなく、忠孝酒造の全ての商品が無料で試飲できます。

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席に着くやいなや、徳田さんが冷凍庫から取り出したのは、キンキンに冷えたよっかこうじのボトル!ジンやテキーラのように、ボトルごと冷凍庫で冷やしてショットでいただく「パーシャルショット」が一押しの飲み方だそうです。

冷やされることでトロッとした口当たりになり、度数の高さを感じることなく雑味のない風味を楽しめます。もし強すぎると感じたら、加水もおすすめ。常温の水を少し足すことで、「よっかこうじ」特有の洋梨のような香りがふわりと立ち、さらに飲みやすくなります。

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オリジナルの飲み方にチャレンジするなら、カクテルベースにするのはいかがでしょう?ウォッカなどに比べて香りが高いので、一味違ったカクテルになるはずです。おすすめレシピがよっかこうじの公式サイトに掲載されていますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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いつもの食卓に泡盛を

徳田さん曰く「海外のソムリエやバーテンダーの方々とお話した際、よっかこうじは『ワインに合わない料理に合いそう』という意見が上がりました」とのこと。例えばカキやキャビア、中華料理やキノコ料理など、味の個性が強いものに合うそうです。もちろん、ゴーヤーチャンプルーやラフテーなどの沖縄料理や、焼き鳥などの日本料理にも。

沖縄県外にお住まいの方は、日常的に泡盛を飲むことは少ないと思いますが、甘味があって香り豊かな「よっかこうじ」なら、毎日の食卓にも、食後酒にもぴったり。ご自宅でゆったり、とっておきの沖縄のお酒を味わってはいかがでしょう?

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沖縄支部(沖縄県豊見城市担当) / 仲濱 淳 (なかはま じゅん)

生まれも育ちも埼玉県。東京でテレビ制作会社、出版・イベント会社へ勤務するかたわら、海ナシ県で育ったせいか海への憧れが異常に強く沖縄病に罹患。沖縄の観光系企業への転職を機に13年前に移住し、Webマガジン、情報誌の編集を経て、フリーランスに。うちなーんちゅの夫と娘とともに、海がかろうじて見える那覇に住んでいます。

那覇空港からアクセス抜群の豊見城市は、都市部ながら自然も多く、「リゾート」と「生活」がほどよく調和した魅力的な街です。

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