千葉県 浦安市 (ちばけん   うらやすし)

「釣り船」乗船1名様分

海と河川に囲まれ江戸前の入りまちだった浦安は古くから食文化の基地でありました。  河川に、べか舟が往きかい海に映える夕日がことのほか美しかったころの風景は・・・時代の変わった今も、屋形船、釣船乗合・仕立船の往きかう、風情ある風景として引き継がれています。 1年中楽しめるアジ・シロギスからイカ・カワハギ・メバル・アナゴなどの季節魚までいろんな釣りが楽しめます。 ■乗船券ご利用についての注意事項 ※ご希望する船宿、日時をご確認の上、事前に「ふるさと納税返礼品の乗船券を利用」とお申し出いただき、船宿までお電話にてご予約ください。 ※船宿によって、「受付場所と乗船場所」および「出港時間と釣り物」が異なりますので、ご予約の際にお問い合わせください。 ※乗船券はご来店時に提出してください。お忘れになった場合はご利用できませんのでご注意ください。 ※気象条件等で出船できない場合もありますのでご了承ください。その場合、別日でのご利用となります。 ※乗船券の換金・転売はできません。ご希望する日時に乗船券をご利用いただけなかった場合も返金はできません。 ※乗船券は紛失・盗難など、いかなる場合にも再発行はいたしません。予めご了承ください。 ※乗船券の有効期限:発行日から1年間

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「釣り船」乗船1名様分 利用できる船宿:岩田屋・吉野屋・吉久※要予約 ※詳細は、送付いたしますご案内をご確認ください。

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漁師町として栄えた浦安市で海と触れ合う体験を

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千葉県の北西部、東京湾の奥に位置する浦安市。テーマパークやリゾートホテルが立ち並び、都会的なイメージがありますが、実は漁師町として古くから栄えてきた歴史があります。江戸時代から昭和の半ば頃までは、市内を流れる境川や船圦(ふないり)川の川岸に千数百隻の漁船が連なり、壮観な光景が広がっていたのだそう。

そんな漁師町の風情を残す浦安市の返礼品には、「釣り船乗船」のほか、「浦安乗合屋形船」ペア乗船券もあり、東京湾を舞台に、海と触れ合う体験を大切にしています。釣り船は、「浦安遊漁船協同組合」に所属する三つの業者「船宿 岩田屋」と「船宿 吉野屋」と「船宿 吉久」から選べます。今回は「船宿 吉野屋」の船に乗り込み、「釣り船乗船」を体験してきました。

山本周五郎の名作にも登場する老舗「船宿 吉野屋」

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「船宿 吉野屋」は、東京メトロ東西線 浦安駅から徒歩5分ほど。明治時代創業の浦安を代表する老舗の一つで、作家・山本周五郎の名作『青べか物語』にも、船宿「千本」のモデルとして登場しています。吉野屋では、大型快速船14隻を持ち、一年中多彩な釣りを楽しむことができます。優しい笑顔で迎えてくださったのは、吉野屋の長男・吉野公大(きみひろ)さん。釣りはほぼ初めての私に、丁寧に手順などを説明してくださり、「たくさん釣ってきてくださいね」と送り出してくれました。常連客の多い吉野屋ですが、初心者や女性、家族連れなども大歓迎の船宿です。

釣り具セットをお借りして、ライフジャケットと長靴を装着したら、いざ出航。幸い天候にも恵まれました。果たしてビギナーの私でも釣れるのでしょうか。

普段は見られない光景を眺めながらいざアジ釣りへ

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今回乗ったのは、季節を問わず楽しめるアジ釣りの乗合船。比較的釣りやすく、食べてもおいしいアジは、初心者にもおすすめなのだそう。アジ釣り船は、早朝6時半頃に受付を済ませ、7時に出航します。帰港は午後3時頃の予定。約8時間の船旅となるので、昼食持参で乗り込みます。

魚が釣れるポイントまでは40分から50分ほど。颯爽と風を切って移動する間は、船から見える景色を楽しみます。スカイツリーや東京ゲートブリッジ、葛西臨海公園の観覧車など、次々と目に飛び込んでくる名所の数々。海の上から見るとまた新鮮です。船酔いを心配して念のため酔い止めを飲んできたものの、船の揺れなど気にならないくらいの爽快感。東京湾の波は基本的には穏やかで、それほど激しく揺れることはないので安心です。美しい景色と清々しい気分を味わうだけでも、船に乗る価値がありますよ。

経験豊富な船長のサポートで初心者でも安心

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東京湾に浮かぶ海ほたるパーキングエリアを通り過ぎ、木更津沖のポイントに到着。船長からアナウンスがあり、いよいよ釣りのスタートです。どうしたよいのか分からないでいると、船長の助手の方が基本的な釣り方を教えてくれました。

今回のアジ釣りは、「コマセ」という餌を「ビシ」と呼ばれる籠状のオモリに詰めて撒き、アジを引き寄せるという方法。「コマセはあまりぎゅうぎゅうに詰め過ぎると、ビシから中身が出ずに煙幕が立たないので、7~8分目くらいにするといいですよ」と船長助手さん。

「仕掛けが海底に突いてリールから出る糸が止まったら、リールを1回巻き、数回竿を振ってビシからコマセを出します。その後4回リールを巻いてアタリを待ってください。あ、もう来てますね」

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言われるがままにやっているうちに、なんと釣れていました! 思っていた以上にすぐ釣れて大慌て。太陽の光を受けて輝くアジがピチピチと船上で跳ね回ります。生きが良く、見るからにおいしそうです。

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釣りにおいては、「タナ」という魚が泳いでいる層を正確に読み取れるかどうかが非常に重要とのこと。タナは、狙う魚の種類や季節などによって微妙に変わってきます。海を知り尽くした船長が、魚のいるポイントでその日のタナを指示してくれるので、それを忠実に守って狙えば初心者でも入れ食い状態。助手さんの手厚いサポートもあり、面白いほど順調に釣れました。

一日で20匹以上の大漁!釣りって面白い!

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その後は一度移動し二つ目のポイントへ。こちらでも絶え間なく釣れ、最終的なこの日の釣果はアジおよそ20匹とサバ1匹。途中から「こんなに食べ切れるだろうか…」と心配になるほどでした。

最初は元気に動き回るアジを素手でつかむのも、自分で針を外すのも苦労しましたが、あまりに釣れるので帰る頃にはお手の物に。魚が餌に食いついた時の手応え、仕掛けを巻き上げている間の期待感、そして釣れた時の喜びに、すっかりとりこになってしまいました。

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同じ船に乗り合わせた釣り人の皆さんに、大漁のアジをどうするのか尋ねると、「刺身やなめろうもいいけど、おすすめはアジフライ。ビールとの組み合わせが格別なんですよ」とのこと。その言葉に私の心は決まりました。今夜のおかずはアジフライ!

持ち帰ったアジを、目が澄んでいるうちに背開きにして揚げてみました。熱々のアジフライをサクッと一口頬張ると、口いっぱいに広がるアジのうま味。アジそのものの味が濃いので、ソースがいらないくらいです。さばきたてのアジの身は、こんなにもふっくらジューシーなものなのかと驚きました。これが自分で釣り上げたものだと思うと、なおさらビールがすすみます!

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大海原に抱かれる非日常感こそ船釣りの醍醐味

こうして初めての船釣りは大満足のうちに終了。ひとたび陸から離れてみると、小さな悩みが大海原に消えていくような感覚があり、おおらかな気持ちになれました。日々の喧騒を忘れ、どこまでも広がる雄大な海をただぼーっと眺めているだけでも贅沢な時間です。そんな非日常を味わえるのも、釣りの魅力の一つなのかもしれません。

釣り具を持っていなくてもレンタルできるので、当日持参するものは、タオル、飲み物と昼食、そして魚を持ち帰るクーラーボックスだけでOK。服装は濡れても良い服で、日よけの帽子もあると良いです。夏場は熱中症対策、冬場は防寒対策を万全に。船内はトイレ完備で快適です。都心からのアクセスも非常に良い浦安発で、プロの手ほどきを受けながら初心者でも手軽に楽しめる船釣り。釣り好きな人も、未経験の人も、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

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関東支部(千葉県浦安市担当) / 『ちいき新聞』編集部(ちいきしんぶんへんしゅうぶ)

千葉県を中心に地域密着フリーペーパー『ちいき新聞』を一軒一軒手配りでお届けしている(株)地域新聞社編集部。毎週金曜日、全49版・約204万部発行。地域の魅力に光を当て、人の繋がりを広げるお手伝いをするメディアです。webサイト『チイコミ!』、You Tubeチャンネル『ちいき新聞TV』も日々更新中!

かつては魚市場もあった浦安市には、今もおいしい魚にこだわる飲食店が数多あります。下町風情が残り、知れば知るほど奥深い街です。

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