神奈川県 箱根町 (かながわけん   はこねまち)

箱根芸者お座敷券

箱根湯本芸能組合が発行する「箱根芸者お座敷券」は、宿泊する旅館やホテル(下記、利用可能な宿泊施設を参照)において、箱根の芸者さんと夜の宴会を楽しむことができる券。日本の有数のリゾート地として常に高い人気を誇る、箱根の滞在の夜に華を添える存在の「箱根芸者」。日々芸事の鍛錬を積んだ芸者さんとともに、歌や三味線の音色、そして多様な「お座敷遊び」で過ごす時間を楽しむことができます。額面2万円のチケット1枚で、箱根芸者が1名、2時間のおもてなしの時間をご提供します。 ※宿泊施設によって花代料金設定は異なります。2万円を超過する場合、超過分については別途自己負担 ※利用する旅館・ホテルによって、かかる施設使用料などが変わる場合があります。詳しくはご宿泊の旅館・ホテルにお問い合わせください。 ◎箱根湯本芸能組合「箱根芸者お座敷券」参照https://geisha.co.jp/2019hakonehurusato-ticket/ ◎利用可能な宿泊施設 https://geisha.co.jp/wp/wp-content/uploads/2020/07/hotel_ozashikiken2020.pdf

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箱根の芸者さんと過ごす特別な体験とは?

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「芸者遊び」。皆さんは、体験されたことはありますか。どこか秘められて魅惑的で、いつかは体験してみたいと思わせるもの…選ばれし人がその“遊び”を楽しめる、そんなイメージではないでしょうか。

実は、東京から1時間ちょっとで訪れることができる箱根の地にも、「箱根芸者」さんが多数存在するのです。今回は、温泉、旅館、ホテルとともに箱根の地を盛り上げ、箱根の芸者文化を支え続ける「箱根湯本芸能組合」についてご紹介。箱根の芸者さんとともに楽しめる、特別なひとときを覗き見してみましょう。

箱根芸者の文化を支える「箱根湯本芸能組合」

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箱根の芸者文化は、1920年頃から始まりました。戦後、にぎわいはじめた箱根湯本周辺と共に、芸者文化が栄えたのです。そんな芸者文化の拠点となる「箱根湯本芸能組合」は箱根湯本駅から徒歩3分とほど近く、商店街から1本入った場所にあります。同芸能組合は昭和20年代に創設され、今は19歳の芸者から経験を積んだ”お姐さん芸者”まで、約120名ほどが在籍し、箱根の夜に彩りを添えています。

「箱根芸者お座敷券」の使い方とは?

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芸者さんと遊ぶって、どうしたらいいんだろう…。そんな素朴な問いに、箱根湯本芸能組合の理事をつとめる竹澤政子さんが答えてくれました。“芸者遊び”は、夜、旅館やホテルに芸者さんを呼んで、宴会を楽しむことが一般的。そのため、芸者さんを呼びたい旨を、まずはホテルや旅館に伝えましょう。そして場所(お座敷)と、芸妓さんの手配をお願いします。

箱根湯本芸能組合が発行する「箱根芸者お座敷券」は、2万円分のチケットです。チケット1枚で、1名の芸妓さんが2時間のおもてなしをします(宿泊施設によって花代料金設定は異なります。2万円を超過する場合、超過分については別途自己負担)。人数は1名から呼ぶことはできますが、竹澤さんは「芸者を呼ぶなら、少なくとも2名以上をおすすめしますよ。2名になれば、1名は三味線、1名は踊りと、楽しみ方の幅が広がります」と教えてくれました。人数は、お客さん側が4〜5名、多くても10名までの宴会で利用する方が多いのだとか。

芸者遊びで磨く、個性の発見や美の感性

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芸者さんを2人以上呼ぶべきもう一つの理由は、芸者さんの着物や髪型の違いといった、装いと個性を楽しむという点があります。「芸者の衣装であるお着物は、日本女性が一番美しく見える様相。35年この仕事をしていても、まだ見たことのない着物や新しい着物を発見できるんです。芸者それぞれの体型や顔立ちなど、個性に合ったもので魅せていく楽しさがありますよ」と竹澤さん。

また、「芸者の髪型やお着物など、さまざまな装いを見ることでセンスを磨くことができるはず。1日2日では学びきれない世界がそこにはありますよ」と微笑む竹澤さんの表情に、ますます芸妓文化の奥深さが垣間見え、惹きつけられました。一流の着物に触れ、個性に合った装いを目で楽しむ艶やかで粋な遊びを体験することで、日本文化への造詣や美の感性が身についているはずです。

「初めてのお客さまでも大歓迎」の箱根の芸者文化

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芸者文化の総本山といえば京都であり、超一流のごくわずかな限られた人々しか足を運ぶことのできない場所といわれています。比べて箱根は東京の奥座敷でもあり、一流のトップスターやスポーツ選手、官僚や、一般的なサラリーマンまで幅広いお客さんが訪れます。その振り幅がまさに「箱根らしさ」。多様なお客さんをおもてなししてきた箱根だからこその寛容さもまた、この地で誰もが遊べる理由なのではないでしょうか。

初めてでも、自分たちのためだけに披露される芸者さんの踊りを見て、三味線の音色に耳を傾ければ、きっと気持ちも盛り上がります。場が温まってきたら、ぜひ「お座敷遊び」といわれる手遊びや小唄の掛け合いも楽しんで。初心者でもできる簡単な遊びもあるため、初めてでも芸者さんに教わりながら、気がつけば熱中しているはずです。

“箱根芸者の母”竹澤さんが、姉妹で守る箱根芸者の文化

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今回、箱根芸者について気さくに教えてくださったのは、箱根湯本芸能組合で理事を勤めながら、置屋(芸者さんの所属事務所のようなもの)「松芳(まつよし)」の母でもある竹澤さん。竹澤さんは群馬県前橋市で会社員として1年働いたのち、22歳の時に箱根湯本の置屋に一人で働き始め、その後、妹さんとともに箱根芸者の道を歩みました。今は「松芳」の置屋を妹さんと2人で運営しているそう。

竹澤さんは置屋の「お母さん」として、所属する芸者さんを一人前の芸者さんに育て上げていく指導や各所への派遣を行い、妹さんは地方(じかた。三味線の奏者のこと)として、今も現役で芸妓さんの夜を彩っています。30年以上もの間、姉妹二人三脚で箱根芸者文化を盛り上げ、支え続けています。

注目の再生を遂げた「箱根湯本芸能組合」

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2011年、箱根湯本芸能組合の事務所は大規模なリノベーションを遂げました。1階部分の壁を開閉可能にして外との境界をなくしたり、芸者さんの着用するお着物の帯をステージの幕として使ったり、リニューアルの際の廃材を生かした寄木細工の壁を作り上げたりと、古き良き素材を生かしながらも、今の時代に合わせて生まれ変わったのです。

今も、定期的に踊りのショーや「芸者バー」などの多様なイベントを開催しており、箱根湯本に訪れる方々に“箱根の芸者、ここにあり”ということを伝えながら、今の時代に合った形で文化を発信し続けています。

旅館やホテルでしか体験できない非日常の体験を

旅館やホテルでしか体験できない非日常の体験を

芸者さんを呼んで楽しむことは一般的には敷居が高く、自分で体験することが想像しがたいかもしれません。けれど、箱根の芸者さんが幅広いお客さまに対しておもてなしをし続けているからこそ、あらゆるお客さまでも受け入れる懐の広さがまた魅力なのです。

温泉、宿泊と、心身ともにリラックスした中で楽しむ気取りない遊びは、まさに東京では体験できない時間の過ごし方なのではないでしょうか。ゆったりと寛ぐ空間の中で、一流の装いを纏う芸妓さんとともに雅な時間を過ごす。そんな非日常のひとときに、一歩足を踏み入れてみてはいかがでしょうか。広く門戸が開かれている箱根だからこそ堪能できる、豊かな大人のたしなみへの“チケット”を手にとってみてくださいね。

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