べっぷ地獄めぐり入場券(ペア券)
日本でも有数の地熱エリアである別府市。 蒸気や熱湯が自然に湧き出す地球の息吹ともいえる現象を安全に観賞できる「地獄めぐり」。 コバルトブルーの海地獄、真っ赤な血の池地獄など7カ所の地獄が見学できるご招待券です。
ようこそ「地獄」へ
“地獄"の名称の由来
ここ鉄輪・亀川の地獄地帯は、千年以上も昔より噴気・熱泥・熱湯などが噴出していたことが
「豊後風土記」に記され、近寄ることもできない、忌み嫌われた土地であったといわれています。
そんなところから、人々より、「地獄」と称せられるようになりました。
今も鉄輪では温泉噴出口を「地獄」とよんでいます。
べっぷ地獄めぐりは 、100 度近い温泉の源泉を見る観光施設です。
海地獄
別府の地獄のなかでも最大の海地獄は、コバルトブルーの色をしていて、
地獄というのがふさわしくないほどの美しさです。
池の青色は、温泉中の成分である硫酸鉄が溶解しているためです。
園内では、温泉熱を利用してアマゾン地方原産のオオオニバスや熱帯性睡蓮を栽培しており、
オオオニバスや熱帯性スイレンの開花期は、5月上旬~11月下旬で、朝方が見ごろです。
血の池地獄
血の池地獄は日本で一番古い天然の地獄で、一言で言うなら「赤い熱泥の池」です。
地下の高温、高圧下で自然に化学反応を起こし生じた酸化鉄、
酸化マグネシウム等を含んだ赤い熱泥が地層から噴出、堆積するため池一面が赤く染まります。
龍巻地獄
別府市の天然記念物にも指定される間欠泉が龍巻地獄。
豪快に噴き出した熱水は、屋根で止められているが約30mほど噴き出す力があります。
白池地獄
落ち着いた雰囲気の和風庭園にある池は、青みを帯びた白色をしています。
これは、噴出時は透明な湯が、池に落ちた際、温度と圧力の低下により青白く変化するためです。
さらに白池には、熱帯魚館、県指定重要文化財の向原石幢、
国東塔、郷土美術が展示されている「二豊南画堂」等があります。
鬼石坊主地獄
明治以降「坊主地獄」として観光施設の名所になっていましたが、
一度閉鎖され新たに「鬼石坊主地獄」としてOPENしました。
灰色の熱泥が沸騰する様子が坊主頭に似ている事から「鬼石坊主地獄」と呼ばれる様になったそうです。
鬼山地獄
鬼山地獄は、別名「ワニ地獄」とも呼ばれています。
大正12年に日本で初めて温泉熱を利用し、ワニ飼育を開始しました。
現在、クロコダイル、アリゲーターなど、約80頭のワニを飼育しています。
かまど地獄
別府地獄めぐりのひとつかまど地獄は、泉温98度の温泉が噴気とともに湧出。
古来より氏神の竈門八幡宮の大祭に、 地獄の噴気で御供飯を炊いていたことがその名の由来です。
かまど地獄は1丁目~6丁目までさまざまな湯の池があります。