京都府 京都市 (きょうとふ   きょうとし)

【吟醸酒房 油長】京都伏見の酒 酒造好適米 「祝」「山田錦」「雄町」飲み比べセット

昭和62年「京都の米で京都の酒を造りたい」とする機運が高まり、行政、酒造業界、生産者が、優秀な酒造米でありながら幻の米となっていた「祝」の復活に取り組みました。平成4年から栽培が再開され、平成24年度に「祝」で造る「京の酒」とともに、京のブランド産品として認証されました。こうして復活した京都独自の酒米「祝」と酒米の王者「山田錦」、酒米の元祖と言われる「雄町」それぞれで醸した純米大吟醸を飲み比べてみてください。 関連キーワード:あぶらちょう さけ 酒 純米 伏見 おすすめ 人気 京都

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容量
・英勲「井筒屋伊兵衛」純米大吟醸【京の酒米「祝」使用】 720ml×1 ・神聖「特撰松の翠」純米大吟醸【酒米の王者「山田錦」使用】 720ml×1 ・玉乃光「備前雄町」純米大吟醸【酒米の元祖「雄町」使用】 720ml×1

◆英勲「井筒屋伊兵衛」純米大吟醸

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【京都府産「祝」使用】
ふくらみのある豊かな味わいと、フルーティーな吟醸香が特徴の純米吟醸酒です。

やや辛口の飲み口です。
冷や、もしくは常温でお召し上がりください。

◆神聖「特撰松の翠」純米大吟醸

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【兵庫県産「山田錦」使用】
香りが高く、含み香(口中香)のある、しっかりした味。
山田錦を精米歩合35%まで磨き上げた限定の逸品です。

茶懐石料理にも最適な少し辛口で綺麗な後味が特徴。

◆玉乃光「備前雄町」純米大吟醸

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【岡山県産「雄町」使用】
雄町米特有の自然なやわらかい香り、天然の酸味と米の旨味が調和した飲み口で、ふっくらした厚みを感じさせるボディー。
やや辛口で、いつまでも飲み飽きない逸品です。

●20歳未満の飲酒は法律で禁止されています。

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活気ある商店街にある、伏見の日本酒専門店

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京都市の南にある伏見は、古くから京の“南の玄関口”として栄えてきたまち。豊臣秀吉が城を築いて城下町となり、幕末には坂本龍馬をはじめ、たくさんの志士が訪れた歴史に彩られた場所でもあります。伏見はかつて「伏水」という漢字が使われていたことからも分かる通り、良質な地下水に恵まれた場所で、その水を使った酒造りが安土桃山時代から始まりました。明治期になると酒どころとして全国でも有名に。現在も伏見には多くの酒蔵があり、酒造りがさかんに行われています。

そんな伏見にある名物商店街「大手筋商店街」は、いつ訪れても、たくさんの人が行きかう活気あるアーケード街。ここに伏見の日本酒を取りそろえる酒販店「吟醸酒房 油長」があります。

酒米の違いで味わう、伏見の純米大吟醸酒3本セット

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今回ご紹介する返礼品「【吟醸酒房 油長】<京都伏見の酒>酒造好適米 『祝』『山田錦』『雄町』飲み比べセット」は、同店の店主・奥田浩二さんがセレクトした3種類の純米大吟醸酒を味わえる品です。3本を楽しむポイントは「使われている酒米」の違い。英勲「井筒屋伊兵衛」には京都産の酒米「祝」、神聖「特撰松の翠」には酒米の王者といわれる「山田錦」が、そして玉乃光「備前雄町」には酒米の元祖と称される「雄町」が使われています。

「飲み比べる楽しみ」の提案は、「吟醸酒房 油長」が長年続けている“利き酒スタイル”とも共通しています。江戸時代から続く油長の歴史をひもといてみましょう。

日本酒が並ぶ店内にはお酒が飲めるカウンター席も

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屋号にもあるように、もともとは油を取り扱っていた油長。「昔は燃料として油が使われていましたから、家が集まっているところに油を持って行って販売していたんだと思います。それが、電気やガスが普及するようになって、商いを乾物屋さんに変えて、酒や調味料も扱うように。その後、1995年からは酒に力を入れていくようになりました」と奥田さん。

店に入ると、伏見の日本酒のほか、ワインや焼酎などズラリと並んだ酒瓶に目を奪われます。それと同時に、カウンターと椅子が配置されていることにも気づくでしょう。ここではお酒を飲むことができるのですが、いわゆる“バー”や“飲み屋”とはちょっと違うのです。

3種飲んで選べば、新しい味との出合いがある

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「伏見の日本酒を専門に扱おうと決めたものの、ただ酒を並べて販売するだけでは、買う方も買いにくいですよね。ですから、飲んで、選んで買ってもらおうと、できたのがこの形です」。当時伏見で操業していた30以上の酒蔵を回り、全ての蔵の酒、100種類ほどを取り揃えて「吟醸酒房 油長」はスタート。「飲み比べるなら、3種類を少しずつがいい」と蔵元からアドバイスを受けて、おちょこで1杯ずつ3種類を飲み比べられるユニークな利き酒スタイルを始めました。

「ちょうど吟醸酒などのこだわりの酒が出てきて、世間に広まってきたころでした。3つを少しずつ飲めれば、知らないお酒もちょっと飲んでみようかなという気持ちになると。それで好みに合えば、その人のレパートリーが広がっていく。そうなるといいなと思って」と奥田さん。現在は伏見の全蔵元18蔵の80種ほどの酒を取り扱っています。客層は地元の人が半分、観光客が半分といった割合。あまり日本酒を飲んだことがない若い人や、日本酒が好きで、飲んだことがないお酒を飲んでみたいという通な客まで。さまざまな人が、日本酒の奥深さや幅広さを楽しんでいるんですね。

まろやかな水と個性的な酒米が醸す味を

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そんな伏見の酒を知る油長・奥田さんが選んだ“酒米で飲み比べる3本”がこの返礼品です。その酒米ごとの風味の違いを聞いてみると、「上品で繊細な味わいのする『山田錦』、しっかりした飲みごたえが出る『雄町』、そして『祝』は京都でいうと“はんなり”。派手さはないけれど、とても華やかで、まろやかな丸みを感じる酒ができあがります」と奥田さん。この違いを感じながら、伏見のお酒の美味しさも楽しんでほしいところ。玉乃光、山本本家、齊藤酒造、いずれも伏見の名水を使った酒蔵です。

「『灘の男酒、伏見の女酒』といわれるように、伏見の酒はやわらかいのが特徴。それは伏見の水のまろやかさによるもの。水だけで飲んでもふわっと広がるやわらかさを感じます」

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伏見の歴史や風情も感じながら味わって

油長のある大手筋商店街から少し歩けば、酒蔵の並ぶ風情豊かな街並みが広がっています。「伏見には昔、武家屋敷があったので、今も地名に、国名が残っていたりして、日常のいろいろなシーンで歴史を感じられます。そこに酒という産業も昔から続いている。私はここで生まれ育ったのですが、とってもいいところだなと思いますよ」。水と米を使い、城下町で営まれてきた伏見の酒造り。その歴史を感じながら、楽しみたい3本です。

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近畿支部(京都府京都市担当) / 文と編集の社(ぶんとへんしゅうのもり)

京都、平安神宮の近くに事務所を構える「文と編集の杜」。福岡県出身で、高知県、静岡県と全国を点々としてきたちくしともみが設立した編集・ライティング事務所です。関西を中心に、歴史、グルメ、インタビューと、幅広く取材・記事執筆を手掛け、地域のさまざまな魅力を発信中。また、表現を楽しむスペースとして、オフィス内に店舗を併設。読みものにまつわるイベントも開催しています。

訪れるたびに、京都市中心部とは別の独自の文化を感じるまち伏見。その理由に、城下町の歴史と産業への誇りがあるのかもしれませんね。

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