福井県 鯖江市 (ふくいけん   さばえし)

防災・防犯用 笛『effe(エッフェ)~milky~』 [B-07005]

■■effe milky■■ 大人っぽく、落ち着いた、温かみのある色味の『effe milky(エッフェ ミルキー)』シリーズ。 表面はマット仕上げにしました。 ネックレスとして普段から身につけられるようになっており、底面に吹き口がある笛は高音で響きやすく、強く吹かなくても音がでます。 災害時などに役立つおしゃなれアクセサリー『effe milky』は全5色をご用意しております。精巧な箱入りで、プレゼントにも最適です! ■■effeシリーズ■■ 素材のセルロースアセテートはイタリア生まれ。イタリア語で「F」をeffe(エッフェ)と発音します。 Fukui(福井)、Factory(工場)、Fue(笛)といろいろな「F」の意味が込められています。 そしてもうひとつ、「えっ、笛!?」と驚くような、笛の概念にとらわれないものをつくりたいという思いを込めました。 音にまでこだわった、アクサリー感覚で持てる防災・防犯用の笛「effe(エッフェ)」は いつも身につけるお守りのような存在になれば幸いです。

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容量
【内 容】1個 【大きさ】高40mm、幅8mm、厚み8mm、チェーン長60cm 【素 材】笛:セルロースアセテート/真鍮、チェーン:合金(メッキ) 【カラー】全5色

もしものときに備える メガネ素材で作った笛のアクセサリー

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わたしたちは福井県鯖江市にある、ちいさなめがね工房です。
鯖江は和紙や焼き物の産地も近く、緑豊かで水のきれいな、のどかな街。
その眼鏡産業は1905年、ひとりの女の子を助けたことからはじまり、今では世界三大産地の一つにまで成長しました。
今もなお多くの職人技が残る眼鏡づくりは、熟練の職人から次の世代へと長年にわたりその技術を継承し続いてきた伝統産業でもあります。
私たちは、そんな眼鏡と同じ素材・技術・工程をつかって、防災笛を作っています。

笛づくりを始めたきっかけ

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鯖江市防災課の方より、「メガネの素材はとてもきれいなので、アクセサリーのような笛はできないでしょうか?」というご依頼を頂きました。
聞けば阪神大震災以降、県や市は防災意識を高めようと笛を配布したけれども、多くの人がカバンの中にしまいこみ、これではいざという時に使えない、とのこと。
それを解決するため、普段使いができる笛のアクセサリーを作ってみようと思ったのが、effeシリーズがうまれたきっかけです。

アナログ笛が必要な3つの理由

電池切れがなく、誰でもすぐに居場所を伝えられる

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近年は携帯電話の普及や防犯ブザーの所持もあり、わざわざアナログの笛も持ち歩く必要はないかのように思います。

そういった電子機器には電池切れの恐れや、必ずしも全ての人が操作できるとは限らないという大きな問題点があります。

もし自分が全く身動きがとれない状況で、かわりに誰かに助けを呼んでもらわないといけないとき、近くにいるのがちいさな子どもだったら…。

あるいは、自分の携帯はどこかに落としてしまって、他人の携帯を操作するしかなかったら…。

また、災害時によく耳にする「72時間の壁」というものがあります。これは人が水分をとらずに耐えうる時間、72時間内に救助することが第一にされている、という意味です。救助活動はまさに時間との勝負。

なるべく早く、そして体力をなるべくもたせながら、助けを呼びつづける必要があります。

そんな非常時に、電池切れすることなく、ちいさいお子さんからご高齢の方まで誰にでも、簡単に、いちはやく、自分の居場所を救助員に伝えることができる方法。

それがアナログの笛、なのです。

救助活動は音をたよりに行われる

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消防署の方のお話によると、救助活動は音を非常に大切にしているそうです。
地震の落下物や破損物などで、あたりの様子が把握しにくいとき、遭難された方がどこで待っているかがわからないとき、少しでも人の出す音がきこえないか耳をすまし、その方向へ進んでいくといいます。
その際には耳だけでなく、地中音響探知機という、ちいさな音や振動を拾いその場所を探索する機械も使われるそうです。さらに近年では、マイクを搭載したドローンによる救助活動も進められているというニュースもあります。

災害時に助けを求めるとき、近くに救助の気配を感じることができないと、もう誰も来てくれないのでは…と心細くなってしまうこともあるかもしれません。
しかし、近くに人の気配がなくても、誰かの耳に届きそうでなくとも、最新の技術をつかった機械が、その音を拾うこともあります。
たとえ小さくとも音を出すことに、意味があるのです。

実際に笛によって救われた命がある

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実際に笛によって救われた例は、調べてみるといくつもあります。ときには自然災害だけでなく、船の事故や山の遭難時に笛を鳴らし、近くを通った人に救助された、というニュースもみかけます。

記憶に新しい2011年に発生した東日本大震災。そこでも笛によって助かった命がありました。

普段なら大きな声を出すことができても、必死で逃げたあとや、何時間もの待機の上で、必ずしもいつも通りの声が出せるとは限りません。
しかし、笛であれば、少しの息で、はっきりとした音が鳴らせます。
また、多くの人に使えるものなので、みんなで協力し合って音を出し続けることができます。

試行錯誤した笛の構造づくりと音づくり

笛の構造づくり

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いざ笛づくりを始めるとなったのはいいものの、それはもちろんはじめての試みであったため、最初はなにからすればいいのか全くわかりませんでした。
そこで、どういった仕組みで、どのように音は鳴るのか、それを知るため、まずは市販のものを買い集めて吹き比べをしてみることにしました。

しかし驚いたことに、とても吹きにくいものや、吹いているとすぐに疲れてしまうもの、中にはほぼ音が鳴らないようなものまでありました。

実は、“防災笛”と一口に言っても、国などによって定められた基準が存在せず、その名前をつけて自由に販売することができるのです。
せっかく持ち歩いてもらっても、これでは意味がない…。
そこで独自に笛の構造を開発することにしました。


いくつかの資料を調べたところ、音の鳴る基本の形状はわかったため、それをもとにまずは作ってみました。

すると小さいながらもちゃんと音が鳴りました。そこからは、自分たちの思い描く笛になるよう、試行錯誤の繰り返しです。

作っては吹き、作っては吹き、最初の形状が出来上がるのに2年かかりました。

●吹き口は、小さいお子さんやご高齢の方でも吹きやすいよう小さめに

●中の構造は、肺活量の少ない方や体力の低下した時でも音が出るよう、息の通りやすい形状に

●全体としては、水が入ったときでも一振りで抜けるような構造に

当時10か月の子に吹いてもらい、しっかりとした音が鳴るのを確認しています。

音づくり

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音づくりに関しては 福井県工業試験場の方に助言をいただきながら、進めていきました。
音はとても繊細で、中の形、大きさ、角度など、なにかを少し変えるだけで、高低がかわってしまったり、他の音が混ざるようになったり、してしまいます。
少しずつ微調整を加えながら、目指す音に近づけていきました。
音に関しては、新しい笛を作るときに一番気をつかっており、必ずその都度周波数を確認することにしています。

具体的には、
人が聞こえる周波数 2kHz~5kHz の中で、ガレキの中からでも聞こえやすいといわれている高音域の4kHz を中心に、救助犬が聞こえる音域 20kHz 以上の音も 含めてきれいに周波数の山が構成されるようにしました。
実際に購入されたお客様には、高くてはっきりとした、それでいてとても綺麗な音ですね、というお声をいただきます。 •音の大きさは5秒間の平均騒音測定で85dB以上鳴ります。
(福井県工場試験場指導のもと測定。一般的に、60dB以上で人がうるさく感じる大きさといわれています。)

いざという時の味方

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effeについて

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素材

セルロースアセテートを使用しています。セルロースアセテートは、主に綿花を原料とする植物性樹脂です。

環境や人の肌にやさしく、軽いので長時間身につけても疲れにくい素材です。肌にふれた際に温かみを感じます。

ネックレス

吹き口が口に届きやすい長さにしています。

また、強く引っ張った際に切れるよう、細いものを使用しています。

これは、避難時にどこかに引っ掛けてしまっても、女性ひとりの力でネックレス部分を切って逃げることができるようにと考慮しました。

最後に

私たちプラスジャックは社長を含め5人全員が製造にかかわっています。自分たちのつくったものが誰かの手にわたり、その方の笑顔につながる喜び、それを日々皆が感じています。

私たちのつくるeffeが、みなさまの日常にとけこみ、寄り添い、そしてお守りのような存在としてありつづけられるように。

これからもそんな思いを胸に、よりよいものを作りつづけていきたいと思います。

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