三重県 多気町 (みえけん   たきちょう)

SM‐02 まめやの田舎で手づくりお豆腐セット

農村文化の次世代継承の想いのもと、平成15年に設立された「まめや」。以来、町内はもとより、遠方からも多くのお客様にお越しいただいています。 大豆は昔から農村の大切なタンパク源です。農村では、自給自足の生活の中から味噌を仕込む、漬物を漬ける、惣菜をつくるなど、命を紡ぐ知恵と技が育まれてきました。まめやでは、それらの食材と受け継がれてきた知恵と技を大切に守り、私たちの体にあった食べ物を安心してお召し上がりいただけるように地産地消による農村料理を提供しています。 【提供事業者】有限会社せいわの里まめや

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  • ギフト包装
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容量
お豆腐 400g 1丁 濃い豆腐 250g 1丁 おあげさん 5枚入 1袋 ひりょうず 小6ヶ入 1P ひりょうず 大2ヶ入 1P 厚揚げ  6ヶ入 1P ゆで大豆 180g 2袋

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農村文化の次世代継承を目指して

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多気町の田んぼのど真ん中に農家レストラン「せいわの里まめや」はある。
地元の旬の野菜と豆をふんだんに使った農村料理バイキングは人気が高く、県内外を問わず遠方からも多くの人が訪れている。

多気町は、松阪市と伊勢市に囲まれた中山間地域で周辺に大きな観光地があるわけではなく、多くの人はこの「まめや」を目的に訪れています。
加工所は、豆腐加工、味噌加工、漬け物加工、菓子加工の4つの部門があり、それぞれ作った物は「まめや」の料理や直売所、近隣のスーパー、地域の学校給食など幅広く使われており、地元の農産物や大豆の情報発信の場を担っている。

農村料理ビュッフェで、田舎のおもてなし

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せいわの里まめやの農村料理バイキングで使われている食材は、ほとんどが地元産。
「調味料以外の99%は地域のものを使っています」と有限会社せいわの里代表の北川静子さんは話す。
バイキングに並ぶのは、派手さはない、昔ながらの農村料理ばかり。おからサラダや筑前煮、自家製の豆腐、自前のお味噌で作ったみそ汁、デザートには、おからドーナツやぜんざいが並んでいる。
地元のものにこだわった農村料理を食べに、遠方からたくさんの人が訪れ、開店前から行列を作っている。
「私たちは、農村料理しか作れません。それでも、地元の材料を使って、丁寧に作った物は、美味しいんだと気付きました」と北川さん。

大豆へのこだわり

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昔からこの地域の貴重なタンパク源として食されてきた大豆。
加工所で使う大豆ももちろん全て地元産。
大豆は、フクユタカという地大豆を使用している。地域の営農組合と協力して、毎年安定した量を作ってもらい、生産から流通、消費までを網羅した地産地消の形成している。

このフクユタカで、丁寧に作り上げる豆腐はまめやの人気商品。
まめやでは、煮釜で50分程度じっくりと煮込みながら大豆の旨味を引き出すという昔ながらの製法にこだわり続けている。一釜で50丁しか作れないため、毎日4回この作業を繰り返す。
北川さんは「こうすることで、大豆のコクを引き出す事が出来るんですよ。時間も生産量も非効率やけど、農村の技術を守っていくためにもこの作り方を続けていきたい」と力強く話す。

豆へのこだわりはこれだけではない。土作りにも大豆を活用している。
豆腐づくりの過程でできるおからを有効活用し、「おから堆肥」を製造し、生産者や地元農家に使用してもらっている。安心・安全な「豆が育てる野菜」として売り出している。あくまでも村の食文化の象徴である大豆にこだわり続けている。

地域の価値を再発見

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「ありふれた日常の中にもたくさんの価値がたくさんある。足下をもう一度よく見ることで〝ここらしさ〟が見つかる」と北川さんは語る。

まめやでは、子ども達からツクシやフキノトウを買い取る、という取り組みを行なっている。
「子ども達の真っ白な頭のなかにふるさとの風景を焼き付けてもらいたい」という思いから始めた。
子ども達は、春になると学校帰りや、休みの日にツクシやフキノトウを摘む様になった。

これにはルールがある。それはツクシの袴の部分を取ることだ。子ども達は、ツクシを摘むのは得意でも、袴を取るという持久作業が苦手。そこで、活躍するのが、持久作業が得意なおじいちゃんやおばあちゃんだ。孫のためなら、と奮起して袴を取る。そこで、祖父母と孫が一緒になって作業が出来る。おじいちゃん達は袴をとりながら、孫に昔の話をしたり、孫の話を聞いたりとコミュニケーションが生まれる。
「祖父母と孫の会話の中で、農村文化の継承に繋がってくれると嬉しいね」と笑顔で話す。

この取り組みを始めて、数年が経った頃、1人のおじいさんがまめやを訪れて「孫がおじいちゃんも袴を取るのを手伝ってくれたからあげるね、と言ってお小遣いをくれたんですよ。本当にありがとう」。わざわざお店にお礼を言いに来た。
今では、ツクシやフキノトウだけでなく、様々な野草を摘んでくる様になった。まさに、里山の価値を子ども達自身が再発見している。
「おかげで、このツクシや野草が一番高い食材ですよ。それでも未来への投資です」と北川さんは笑う。

人が訪れるようになると地域も少しずつ変わる

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町外や県外の人が多く訪れる様になると、地域に変化が訪れた。外部の人から、地域の魅力を教わり、「ここは、ええとこやったんやなぁ」と考える人が増えてきた。
まめやで提供しているのは、地元で普通に作られているありふれた家庭料理ばかり。「この料理が多くの人に喜ばれるということは、地元の家庭料理が認められたことになるんです」と北川さん。そのことは、作ったお母さん、使われた農産物、育んだ田畑、料理法や保存といった知恵や技、すなわち地域の文化そのものが認められたことになる。
北川さん達が農村文化の継承や農業振興を目指して行なってきた取り組みが、地域全体に広がりつつある。
農村文化の次世代への継承-挑戦は続く。

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