山口県 宇部市 (やまぐちけん   うべし)

赤間硯 円硯(三寸五分)

日本工芸会正会員 日枝陽一 作の円硯です。 小筆を使用する「かな文字」や手紙、写経に適した大きさです。 側面をお椀状に削り、軟らかで優しいな印象を与える形状で、オリジナルデザインです。 一年で数回しか採石をいたしませんので、原石の都合でお待ちいただくことがあります。ご了承ください。 【注意事項/その他】 硯は天然の石を加工して手作業により製作しております。 そのため、寸法等に若干の誤差が生じる場合があります。 硯の中に青色の斑点が混ざっているものがありますが、これは天然石の特徴で汚れ等ではありません。 写真はイメージです。天然素材のため、個体差があり、色味、濃淡、斑点は一点一点異なります。 お届けするものと色味等が異なる事がございます。返品・交換は承っておりません。ご了承ください。 【返礼品のお問合せ】 赤間硯 日枝玉峯堂(TEL:0836-67-0641)

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容量
寸法:約10.5×10.5×1.9cm(桐箱入り)×1個

採石から販売まで

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日枝玉峯堂は三代目 玉峯と長男 陽一の二人の作り手がおり、採石から製作、販売までを一貫して、責任を持って行っております。初代は採石を専門としており、その技術を継いでいる当店の原石は、質が良いことで定評があります。原石は工房より約2㎞離れた山の頂上付近で「明治口」と呼ばれ、明治時代に採石が始まった坑道で、現在は斜度20度位で、約30m入って採石しております。採石は年に2回程度、採石していない期間の坑道内は地下水が充満し、原石は水没しているため外気に触れることができず、風化が進みません。採石時にはポンプで水を抜いて、坑内に入り採石しています。また硯の鋒鋩(硯面の凹凸)を立てるための泥砥石(商品に付属)も自ら採石し、使用しております。ぜひ受け継がれた技術で制作された、本物の赤間硯の磨り味をご堪能ください。

硯になる石は超エリート!!

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赤間石は泥が固まってできた石で、学名は赤色頁岩(せきしょくけつがん)です。硯になる石は、水を吸えないほどの圧力を受けたものでありながら手彫りできる硬さであって、石英や長石、鉄分の細かい粒子がまんべんなく入ったものに限られます。実際には高さ1m50㎝の幅しか、硯に加工できる石はありません。また地震の多い火山国であるわが国では、石層には断層が多くあり、大きな塊が出にくい環境にあります。したがって硯石の石層は、大きさが整っていないブロックが積まれたような石垣の状態で、その中から大きく質の良い塊だけを抜くような採石方法です。したがって採石しようとする石の周囲は、硯にできる材料であっても崩さなければならない、つまり「良い石層の中の最も良い石だけを採っている」こととなります。

赤間石は生き物!?

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硯石は急激な乾燥で細かいひび割れを起こしてしまうほど、デリケートなものです。これはノミで彫っている時の人間の手の熱でも、細かいひび割れを起こすほどです。したがって、工房での保管は、湿気が多少ある切断機横で、直射日光による急激な乾燥が起こらないように毛布を掛けて保管します。製作工程として切断、平面取りは機械を使いますが、すべて水を掛けながらの作業となります。毛布で保管していた原石の表面は安定し、落ち着いているのですが、切断機や研磨盤の作業により、新たな面が出てしまうと、すぐに乾燥しようと動きだします。したがって、ノミで彫る作業中が硯石にとっては最も過酷な時間であり、作り手は短時間で仕上げることを余儀なくされます。昔から硯職人は「上手く彫ることは当たり前で、仕事が早いほど良い」とされてきました。彫りのあとは、砥石や耐水ペーパーで水磨ぎをし、硯面を泥砥石で目立て(鋒鋩立て)を行った後、縁や側面、裏面を漆で仕上げ(拭き漆だと5層)で完成です。漆で仕上げるのは、風化止めと艶出しのためです。

ちょこっと書きに!!

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当店は旋盤を使いません

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代表作と作り手略歴

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※その他商品

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